BTSにハマってしまいました。

50も過ぎた中年オヤジが、あのBTSにハマってしまいました。
K-POPとは無縁だった私を、ここまでハメる彼らの魅力は凄まじいですね。
そして、そこにはスーパースターの普遍的な真理がみえるような気がします。

完全に中毒者です。

5月の連休明けから、ずっとBTSにハマっています。
そう、あの男の子7人のK-POPグループ、またの名を防弾少年団ですね。

最近は、就寝前に妻とYouTubeで、彼らのパフォーマンスを観るのが日課です。
メンバーの顔や名前、有名どころの楽曲などもほとんど覚えました。
ベストアルバムやオンラインライブのチケットも購入し、もうドツボという感じですね。

私が、BTSを知ったのは昨秋の事、彼らが歌うこの映画主題歌がとてもよかったのですね。
そして、そのときに知ったDynamiteのMVが、ちょっとクセになってしまったのでした。
たとえば、あの髪をかき上げる動きなど、格好よすぎて思わずリピートしてしまうのですね。

その後、「Dynamiteを踊ってみた」系の動画をみて、あのダンスの凄さを認識します。
MVでは、BTSの7人があまりに軽々と踊るので、その凄さがわからないのですね。
そして、気づけば妻と完全に中毒者という状況です。

スーパースターの王道をいっているだと思います。

いまや、ビルボード全米1位の常連となったBTS。
あの天下の朝日新聞でも、その快挙が分析されていてビックリです。

ちなみに、その朝日新聞の分析によると、若者の心情を謳った歌詞がウケているとの由。
そして、現在は、それをスマホで瞬時に翻訳できるのが躍進の理由と書いてありました。
でも、この分析は、ちょっと違っていると思いますね。

古今東西、人が音楽に対して最初に反応するは、メロディとダンスの部分です。
まずは聴覚と視覚に訴えられて、歌詞の意味などを知りたくなるのはその後のことですね。

かつて、多くの人は歌詞の意味など分からずにマイケルジャクソンを楽しんでいました。
そして、ハングルがまったくわからない私ですが、問題なく彼らの音楽を楽しめています。

個人的に、これについては飲食店と同じ理屈だと思いますね。
飲食店もまずは味、いくら立地やサービスが良くても、味がダメでは人気店にはなれません。
それと同じように、エンターテインメントの世界も、まずは卓越したパフォーマンスです。
そして、それに中毒性があることが、ブレイクの絶対的な条件だと思います。

そう考えると、BST躍進の理由はやはり、あの圧倒的なパフォーマンスにあるのでしょうね。
彼らは歌も上手ければ、そのダンスパフォーマンスも超絶的です。
しかも、ルックスも偏差値80のレベルですから、これが売れないワケがないですね。

これについては、聖子ちゃんやPerfume、またはマイケルジャクソンにも通じると思います。
ということで、BTS躍進は、まさにブレイクの王道に則ったモノだと言えるでしょうね。

人気を後押しする親しみやすさ

また、BTSは、メンバーの親しみやすさも魅力的です。
この辺りは、Perfumeに似ているかもしれませんね。

クールなパフォーマンスとは裏腹の、ざっくばらんとしたキャラクター。
そんなギャップに、ファンはますますハマってしまうのですね。

そして、そんなBTSのおもしろさの一つに、グループ内における年功序列があります。
これは、欧米や日本のアーティストにはあまり見られない光景で、ちょっと新鮮ですね。

年上のメンバーは、ヒョン(兄さん)と呼ばれ慕われています。
もちろん、ヒョンに対する言葉づかいは敬語ですね。
そして、ヒョンたちは年下のメンバー(マンネ)たちをやさしく見守っています。

この辺りは、さすがは儒教の国という感じですね。
そのようなメンバー間の兄弟愛が、なんともファンを和ませてくれるのです。

そして、メンバーの人となりを知り、あらためてパフォーマンスを見直します。
そうすると、そこにはまた新たな発見があったりするのですね。
これがファンには何とも刺激的で、ますます彼らの動画を観続けることになるのです。

本来のパフォーマンスに負けず劣らず、オフの動画もおもしろくて愛おしい。
エンターテイナーとしてのBTSは、本当に無敵という感じがしますね。

世界平和につながればいいのにと夢想します。

もちろん、オフの動画がおもしろいのも、その超絶パフォーマンスがあってのこと。
ブレイクしたDynamiteのMVは、マイケルジャクソンのスリラーレベルだと思いますね。
今回リリースされたButterも、かつての洋楽ファンにはたまらない仕上がりです。

そして、それ以外にも、BTSには珠玉の名曲がたくさんありますね。
たとえば、Film out とか、あるいは、Just One Day など。
その中でも、私がお気に入りなのは、Answer:Love Myself です。

まず、この曲は、そのメロディが超絶美しいですね。
また、そのメロディを奏でるボーカルラインの高音ハーモニーが素晴らしいです。
SUGAやRMのラップパートも素敵ですね。

そしてなによりも、この曲はその歌詞の内容がとても良いのです。
あまりにもいい曲なので、思わずネットで翻訳を探してみました。

多分誰かを愛することよりも、難しいことは自分自身を愛することだと思うんだ
素直に認めるべきものは認めよう
君が設けた基準は 君に対してより一層厳しいものとなることを

50代の中年オヤジが聴いても、グッとくる歌詞です。
これはぜひ原語で歌いたいと、真面目にそう思わせるモノがありますね。

以前、台湾のPerfumeファンが、ライブのあとにDream Fighter を大合唱していましたが。
この Answer:Love Myself を聞くと、あのファンの気持ちが、とてもよくわかります。

いずれにしても、人種や民族を越えて感動が伝わるBTSのパフォーマンスは本物ですね。
彼らに触れると、在日云々などとわめきたてることが、とても無意味に感じられます。

そして、たとえばイスラエルとパレスチナの関係にしてもですね。
一緒に彼らのパフォーマンスを楽しめれば、ミサイルの応酬などなくなるような気がします。
BTSは世界を救う、そんなことを夢想しながら、引きつづき彼らに癒されたいですね。