アルコール度数の測り方

最近はどぶろくにハマっていて、飲むお酒はほぼこれ一択です。
ただ、どぶろくゆえにアルコール度数がわかりません。
飲んだ感じはお酒ですが、他の日本酒よりも微妙に酔わないような気もします。
そこで、実際どのぐらいの度数なのか測ってみました。

意外と知られていないアルコール度数の測り方

最近はどぶろくにハマっていて、飲むお酒はほぼこれ一択です。
ただ、どぶろくゆえにアルコール度数がわかりません。
飲んだ感じはお酒ですが、他の日本酒よりも微妙に酔わないような気もします。
せっかくのどぶろくですが、実はお酒ではなかったら悲しいですね。

そこで、実際にどのぐらいのアルコール度数なのか測ってみることにしました。
まず、日本酒といえば日本酒度というパラメーターが有名です。
名作漫画夏子の酒にも、日本酒度を測るシーンがよくでてきます。
そこで、どのように測るのかを調べたら、専用の器具を使うことがわかりました。

国税庁用で一万円、なかなか良いお値段ですね。
ここでよく考えたら、日本酒度は甘口辛口の指数です。
要は、糖とアルコールの比率であって、アルコール度数のことではないのですね。
そこで、あらためてアルコール度数の測り方について詳しくググってみました。

そうしたところ、アルコール度数の測り方には3つの方法があることがわかりました。

  • 比重を用いる浮ひょうタイプ
  • 表面張力を利用する毛細管タイプ
  • 研究所などで使う本格タイプ

まず、研究所で使う本格タイプは数十万円もするので却下です。
もちろん、本気で正確に測りたいときは、これ一択になるようですけどね。

次に、手軽なところでメジャーなのが、比重を用いる浮ひょうタイプです。
たとえば、前述の日本酒度計もこのタイプになりますね。
水と比べてアルコールは軽いという性質を利用して、度数を測るワケです。

ただ、この浮ひょうタイプ、純粋にアルコール水溶液なら問題ないのですが。
日本酒のように糖分やうま味成分が入った液体ですと、正確に測れないようです。
どぶろくを計ったら-4%だったという記事もあって微妙ですね。
たしかに、糖分は水より重いのでそうなることもあると思います。

そして、最後の毛細管タイプですが、このような記事を見つけました。
この記事によれば、どぶろくも計れるといったことが書いてあります。
Amazonで同じようなモノが売られていたので、さっそく購入しました。
価格は1,280円、もし使えなかったとしても、あきらめのつく価格ですね。

最初に水道水を測ってみました。

注文した翌日に、アルコール度数計が届きました。

箱がすこしゆがんでいていましたが、モノ自体は問題なさそうです。

説明書などは、まったく添付されていません。
使い方については、こちらの記事を参考にしました。

最初に、水道水を計ってみます。
参考記事の通り水を入れて、下側からポタポタ垂れてきたら指で押さえてひっくり返します。

そして指を外すと、ス〜っと水が落ちて目盛0のところで止まりました。
なるほど、水道水はキチンと測れるようですね。

これに気をよくして、次はいよいよどぶろくの度数を測ってみます。
それにしてもこのアルコール度数計、なつかしの水銀体温計のようですね。

なかなか使えるアルコール度数計です。

このアルコール度数計、濁り酒の測定には向かないようです。
そこで、今回は上澄みの部分で測ってみることにしました。

ここで問題発生、最初に測った水道水が毛細管から抜けません。
そのままどぶろくを入れたら、毛細管の中が気泡だらけになってしまいました。
もちろん、気泡があると測定することができません。
どうしたモノかと思いましたが、最終的には細い方を口で吸うことでクリアーしました。

どぶろくのアルコール度数、測ってみたところ18%です。

思っていたより高い度数で、ちょっとキツネにつままれた感じです。
そこで、今度はアルコール度数が既知の樽平を測ってみたところ、25%でした

となると単純計算で、どぶろくの度数は、18/25×18=13%になります。
これについては、実際に飲んでみた感じからも、すごく納得のいく数値ですね。
13%ですと、すこし強めのチューハイです。
であれば、おちょこでチビチビ飲む分には、そんなに酔うこともないでしょうね。

ということで、この1,280円のアルコール度数計、なかなか使えることがわかりました。
この先、どれだけ使うのかは不明ですが、ひさしぶりに満足のAmazonショッピングでしたね。

最後に、数年前にマツダからクルマを買った時にもらったワインを測ってみました。
こちらは、ながらく調味料棚で料理酒にしていたワインです。

そうしたところ、アルコール度数0%でびっくりしました。
要はもう、アルコール分はとうの昔に飛んでいるということですね。
もはや飲み物としての体をなしてないようなので、素直に処分したいと思います。