アロマの楽しみ方あれこれ
シンプルにアロマを楽しむにはどうしたらいいのか。
ここ半月、そんなことで試行錯誤していました。
そしてなんとか、満足のいくやり方がみつかりました。
この記事が、同じ悩みをお持ちの方のヒントになれば幸いです。
空気清浄機が壊れてしまいました。
毎日、仕事部屋でアロマを楽しんでいます。
照明に空調に香りにと、好みの環境で仕事ができるのも在宅ならではの特権ですね。
香りについては長らく、水循環式の空気清浄機にアロマオイルでした。
これにオイルを数滴落として動作させると、部屋中が爽やかな香りに包まれます。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/02/IMG_20210223_113000.jpg)
ところが、この空気清浄機、ついに壊れてしまいました。
Amazonで数千円で買って数年もちましたから、がんばった方だと思います。
いずれにしても、空気清浄機が壊れたことで、アロマを楽しむ術がなくなりました。
また同じ機械を買うというオプションもありますが、もっとシンプルな方法が良いです。
それに、水を使う機械は防カビ対策が必要で、ちょっと面倒ですしね。
ということで、いつものようにAmazonのサイトをつらつら眺めます。
まず、水は使わないということで、ディフューザー系は却下ですね。
また、定番のポット系も選択から外すことにしました。
なぜなら、この手のポットはよく火災の原因になるからです。
さて、水も火も使わないとなると、あとはどんな方法があるのでしょう。
ここから、アロマの試行錯誤な旅が始まるのでした。
ただ落とすだけのシンプルなスタイル
まず、配偶者に相談したところ、アロマストーンを勧められました。
実際に配偶者が使っているのが、こちらのストーンです。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/02/IMG_20210223_124640-1024x768.jpg)
珪藻土でできた石にオイルをしみ込ませるという、実にシンプルな構造ですね。
でも、なんかいまひとつピンと来なくて、ストーンは保留になりました。
というか、ここまでシンプルなら、自宅にあるモノで何とかしたいです。
次に考えたのは、愛用の石油ストーブに直接落とすでした。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/02/IMG_20210223_125508-1024x768.jpg)
上部の鉄板にオイルを数滴落とすと一気に揮発して、部屋はアロマの香りに包まれます。
でも、若干焦げ臭い感じになるのが難点ですね。
また、この方法はクソ暑い夏場は使えません。
今度は、香炉を流用してみました。
中に脱脂綿を詰めて、オイルを数滴しみ込ませてみます。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/02/IMG_20210208_085334-1024x789.jpg)
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/02/IMG_20210208_085247.jpg)
しかし、ふたをするとほとんどアロマの香りが上がってこないのでした。
たかがアロマ、されどアロマ、なかなか思ったようにはいかないですね。
アロマディッシュを試してみました。
あらためて、Amazonのサイトを眺めてこのような商品を見つけました。
その名もアロマディッシュ、上部がお椀のようにくぼんた木の棒です。
お椀の部分にオイルを数滴しみ込ませて、香りを楽しむという構造ですね。
これを見て、なるほど木でもいいのだと思いました。
そうと分かれば、わざわざポチる必要もありません。
まずは手始めに、ガレージに転がっていた木片で試してみることにしました。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/02/IMG_20210209_084012-1024x768.jpg)
最初は香炉で試してみました。
脱脂綿よりも香りは立つ感じです。
でも、ふたをするをやはりいまひとつでした。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/02/IMG_20210209_090111-1024x850.jpg)
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/02/IMG_20210209_135328-1024x790.jpg)
ということで、今度は木片をむき出しにしてみました。
これは、思った以上によかったですね。
ほのかな香りが長時間持続して、アロマ的には満足です。
ただ、ルックスがなんとも残念ですね。
やはり、アロマは雰囲気を楽しむモノですから、見た目も大切だと思います。
ということで、ここはひとつ、アロマディッシュを自作することにしました。
作っているウチに方向性がどんどん変わります。
あらためて、ガレージに転がっていた木片を切り出します。
切り出した木片をあれやこれやして、デザインを決めていきます。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/02/IMG_20210211_115418-1024x768.jpg)
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/02/IMG_20210211_120348.jpg)
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/02/IMG_20210211_120450.jpg)
結局のところ、2枚の板をシンプルに貼り合わせることにしました。
木工用ボンドで貼り付けたら、彫刻刀でくぼみを掘っていきます。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/02/IMG_20210211_120631-1024x768.jpg)
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/02/IMG_20210211_203047-1024x768.jpg)
やすりがけして木目を出していきます。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/02/IMG_20210212_230851-1024x768.jpg)
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/02/IMG_20210212_082921-1024x720.jpg)
無心になってのやすりがけは、やさぐれた精神を浄化させてくれますね。
おかげで、いい感じに仕上がりました。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/02/IMG_20210213_150827-1024x622.jpg)
あとは、これにオイルを落とせばOKです。
でも、ここにきてムクムクと違う考えが湧き出てきたのでした。
結局、ストーンに落ち着きました。
シンプルで高性能の木製アロマディッシュですが、やはり欠点もあります。
まず、違う香りのオイルに変えることができません。
また、オイルが底面からしみ出すので、何かの上にあげておく必要があります。
まぁ、香りを変えることに関しては、使い捨てと割り切ればいいのでしょうけど。
しかし、丹念にやすりがけなどしてしまったがために、割り切れなくなってしまいました。
また、下に何か敷くというのも本末転倒のような気がします。
ということで、このアロマディッシュは、純粋に置台として使うことにしました。
そうと決まれば、もうちょっと恰好良くと、これまた余っていた塗料で塗装です。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/02/IMG_20210213_151318.jpg)
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/02/IMG_20210215_082633-1024x749.jpg)
塗装作業また、やすりがけに匹敵する楽しさですね。
刷毛で何度も塗りこむことによって、いぶし銀の仕上がりになりました。
あとは、この上に何を載せるかですね。
木片などいろいろ試しましたが、結局は玄関前の小石に落ち着きました。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/02/IMG_20210221_092457-1024x768.jpg)
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/02/IMG_20210221_132923.jpg)
ただの小石でも、置台にあげるとそれっぽい雰囲気になりますね。
なお、小石は、そこそこサイズがあったほうがいいようです。
置台にあげた小石に、オイルを1~2滴落とします。
オイルは塗装を溶かすので、置台と小石の間にアルミホイルを挟みました。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/02/IMG_20210221_133022-1024x769.jpg)
しばらくすると、オイルは小石全体にしみわたり、いい感じで香りを漂わせてくれます。
一度落とすと3日ぐらいは香りがしますから、大成功ですね。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/02/IMG_20210223_114617.jpg)
ということで、アロマを楽しむには、ただの小石が最高という結論でした。
お値段タダでシンプル、そして思いの外、高性能です。
まさに、灯台下暗しという感じですね。
それに、香りを変えたいときは、また違うのを拾ってくるだけです。
無数の小石の中から、お気に入りの一品を見つけ出す楽しさも格別ですね。
高性能なディフューザーや、お洒落なストーン、ディッシュもいいですけど。
その辺に転がっている小石も、これはこれでなかなかです。
アロマの楽しみ方として、ぜひ試してみてはと思います。