プアン/友だちと呼ばせて を観てきました。
プアン/友だちと呼ばせてという映画を観てきました。
タイの映画ということで、当初は素朴な感じをイメージしていました。
ところが、ふたを開けたらかなりスタイリッシュな映画でびっくりですね。
おしゃれで尖がっているようで、でもほのぼのとしたおもしろい作品でした。
ウォン・カーウァイ好きの配偶者の誘いで観てきました。
プアン/友だちと呼ばせてという映画を観てきました。
ウォン・カーウァイ好きの配偶者に誘われて、それだけの理由で観てきました。
もちろん、映画にあまり詳しくない私は、ウィン・カーウェイ自体よくわかっていません。
ただ、事情通の配偶者によれば、まず間違いなくおもしろいだろうとのことでした。
ちなみに、本作はタイの映画です。
ということで、当初は素朴な感じをイメージしていました。
予告で観たときも、すこし前の韓国や中国の映画みたいな感じかと思っていました。
ところが、これが超絶スタイリッシュな映画でびっくりです。
まさに、かっこう良かった!の一言ですね。
1970年代のガジェットがタイの風景にマッチします。
お話は、俗にいうロードムービーです。
ニューヨークで、とあるバーを営む主人公のボス。
どこか捨て鉢な感じのボスは、享楽的で刹那的な日々を送っています。
そんな彼のところに、旧友ウードから連絡が入るところから物語が始まります。
タイにいるウードは、白血病で余命宣告を受けています。
そんなウードの下にボスが駆けつけて、そしてウードの元カノ訪ね歩く二人旅が始まるのですね。
まずは、旅のお供のBMW 2000Cが、超絶渋くて目が釘付けになりました。
そしてこのBMWが、現代のタイの風景にドンピシャとハマるのですね。
これが、日本やアメリカの風景ではこうはならないだろうと、なかなかおもしろいところです。
ちなみにストーリーは、、、まぁぶっちゃけ定番の展開なのではあったりします。
余命わずかでやせ細ったウードは少々痛々しいモノの、そこに悲壮感は微塵もありません。
そして、映画自体がとてもスタイリッシュな作りなので、全編128分があっという間です。
また、あの1970年代をモチーフにした映像世界は、どこか村上春樹っぽい感じでもありますね。
個人的には、映画ノルウェーの森に似ている雰囲気だと思いました。
女優さんが素敵です。
あとはこの映画、女優さんたちが素敵すぎます。
まずは、アリス役のプローイ・ホーワン、そしてヌーナ役のオークベープ・チュティモン。
ルン役のヌン・シラパンも可愛いですし、タック役のラター・ポーガームは貫禄ですね。
そして、なんといってもヒロイン プリム役のヴィオーレット・ウォーティアが最高です。
彼女、素朴な感じながらも芯が通ったしっかり者で、しかも色っぽいですね。
そんな彼女が演じるボスとの出会い、そして別れのシーンが秀逸すぎます。
これだけでも、この映画を観る価値があると思いますね。
それにしても、タイにこのような素敵な女優さんたちがいるとは知りませんでした。
タイの映画、侮れないです。
ちなみに、上の写真はボスとプリムがラブな頃のワンシーンです。
二人が乗ってるのがカブで、ここもお気に入りのシーンですね。
なお、本作をYahoo!映画で調べたら、意外と評点が低くて驚きました。
中には、ジェラシックパークの方がよかったというレビューがあってびっくりです。
このあたり感性の違いなのでしょうが、それにしてもよくわからないですね。
いずれにしても、本作はネットのレビューを気にせず楽しんでいただけたらと思います。