ゴーヤとニンニクのスタミナピクルス

昨年末よりニンニクが2個、自宅のキッチンに転がっている。配偶者の親戚からいただいたのだが、使いあぐねいて放置状態なのだ。勿論、カレーにもつ煮込みにカツオの刺身にとニンニクは使うのだが、通常はチューブに入ったおろしニンニクを使うので、結局はキッチンのオブジェとなってしまっていたのだ。

このまま置いておいても干からびるだけだし、片方は芽も出てきている。それに、コーヒーメーカの側に転がっているので、正直コーヒーを入れる時に邪魔。(笑)という事で、何か生ニンニクを使う面白い料理はないかとググってみると、こんなレシピを見つけた。

ゴーヤとニンニクのスタミナピクルス

お父さんの夏バテ解消にとあるが、そんな夏バテ解消云々以前にこの食材の組み合わせに激しく惹かれる。あのゴーヤの苦みとニンニクの辛味、そしてピクルス液の酸っぱさ。これらがミックスされたら、非常に強烈で美味であるに違いない。であれば是非に作ってみるしかないでしょうと、早速庭のゴーヤを収穫してきた。

リンク先のレシピに則り、まずはゴーヤを茹でる。茹で時間は食感と苦みを残すために5分にした。

リンク先では市販のニンニクスライスを使用しているが、当然ながらこちらは生のニンニクをスライス加工である。

茹でたゴーヤとニンニク、それにホール形の唐辛子を和える。キッチンがニンニクの香りに包まれる。

お次はピクルス液の準備である。正直、ピクルスというのは対象の野菜を米酢につけて終わりと思っていたのだが、そうではなくてお酢以外にも色々な材料を使ってピクルス液なるものを作るのね。

リンク先によれば和風バージョンを使えとの由。リンク先の通りの材料、比率、手順でピクルス液を作る。漬けるのに使う瓶の容量は700mlなので、液は500mlもあれば十分だろう。液ができたところで先ほど和えたゴーヤとニンニクを瓶に詰め、そこに作ったばかりのピクルス液を流し込む。

湯煎で殺菌するため、瓶の口から5mmぐらい隙間が開くように液を入れる。その後、蓋をして10分ほど湯煎、5分冷まして脱気。この辺りもリンク先の手順通りだ。

瓶がある程度冷えたタイミングで冷蔵庫に移し翌日まで待つ。24時間経過後、真空状態で固く締まった瓶の蓋をこじ開けて、いよいよ運命の試食と相成った。

こ、これは、、、なんて強烈なピクルスだっ!!

ゴーヤにニンニクと唐辛子、そしてピクルス液のエキスがたっぷり沁み込み、一切れ食べただけで口の中がジンジンする。 そして間もなく、全身に血流がみなぎり体が火照ってくるのだ。これはもはや、下手なドリンク剤顔負けの強壮剤である。(大笑) リンク先によれは、これはお酒のつまみにとあるが、この強烈な味に負けないだけのお酒ってあるのだろうか?お酒の代わりにご飯だったら、これはもうゴーヤ数切れで軽く一膳は食べられそうな感じである。

という事で、想定以上に強烈なお味で大満足。勿論、とても美味しい事は言うまででもない。しかし、これだけ強烈だと、一瓶700mlを平らげるのにはひと夏はかかりそうである。本日から、鼻血を出さないレベルで少しずつ楽しんでいくつもりである。

食べ物

Posted by webiker