桐生ツーリング2022 その2
今年も遠くの友人に会いに、カブで桐生まで走ってきました。
楽しかったキャンプのあとは友人に会って、そのあとは栃木県西部をひた走ります。
足利から佐野、葛生、鹿沼と走るのは、初めての体験でした。
初めての土地、初めての走り、今回もいろいろな気づきがあっておもしろかったです。
桐生ツーリング2022 その1 は、こちら。
足利から鹿沼経由で日光を目指します。
キャンプ場をあとにして30分、今年も友人と会うことができました。
一行、そこでしばらく歓談です。
そのあと、ランチという話にもなりましたが、それだと解散は15時近くになってしまうでしょう。
夕方からは雨の予報ですし、名残惜しいですがここで解散になりました。
仲間たちに見送られ、12時前に現地を後にします。
そして、私はひとり会津田島の和泉屋旅館を目指すのでした。
桐生から会津に行くのには、R122で足尾経由が最短ルートです。
しかし、これでは来るときと同じルートですし、またR122は山道ですね。
カブでの登り坂は、時としてトゥーカッター状態になるので、できたら避けたいところです。
ということで、今回は足利から鹿沼経由で日光に向かってみることにしました。
まずは、R50の旧道と思われる県道67をぽっくらぽっくら東進して足利市にでます。
足利市からR293に入り、あとはこの国道一択で鹿沼方面に向かいます。
R293は、途中から東武佐野線なる路線と並走になる国道ですね。
佐野市を過ぎたあたりで、ピカピカのCBX400Fに遭遇しました。
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スニーカー履きの若者、後ろに乗っているのは彼女でしょうか。
Bikeといい乗っている人の雰囲気といい、いかにも北関東って感じで旅情を誘います。
そんなCBXの後ろについて走っていたら、葛生なる町に入りました。
そして突然、目の前に場違いのような大きなコンビナート工場が現れます。
周りの山が削られているトコロをみると、あれはセメント工場ですね。
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ここでふと、ある記憶が甦ってきました。
それは年少時分に鉄道図鑑で目にした、東武鉄道を走る貨物列車の写真です。
セメント満載の長大なホッパー車両の画が、私の脳裏に浮かび上がってきました。
あの写真に写っていたセメントは、たぶんここから出荷されていたのでしょう。
人生、思わぬところで答え合わせがあるモノですね。
このような発見があるのも、カブ旅ならではのことだと思いました。
グーグルマップにしたがって、ひたすら走ります。
ということで、葛生のセメント工場に感動しながら、ひたすらBikeを東に走らせます。
そうしたところ、突然左折して県道に入るようにと、グーグルマップから指示がでました。
そして、そのまま数々の県道や名もなき道を走らされ続けるのでした。
そうして走ること30分、自分を見失いかけそうになったところでR121に合流です。
そして、そこは見事なまでの杉並木なのでした。
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この杉並木、どうみても日光街道ですよね。
しかし、ここで西進ではなく北進していることがよくわからず、ちょっと混乱するのでした。
そのあと、あらためて確認したら、この道は日光例幣使街道という脇街道でした。
また、東北道でのイメージから、鹿沼は宇都宮の南側だとばかり思い込んでいましたが。
実際は、鹿沼は宇都宮の西側の街で、日光はそこから北西の方角にあるのですね。
なるほど、カブで走るといろいろと勉強になって楽しいです。
ということで、日光例幣使街道の杉並木を走って今市市へ。
ここも、市街の東側を迂回するようにグーグルに案内されます。
最後はこんな信号機もないT字路でR121に合流で、本当にグーグルマップ素敵すぎですね。
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日が暮れないうちに和泉屋旅館に到着できました。
鬼怒川のちょっと手前でR121に合流して、一息ついたところで給油です。
まだ残量はありましたが、もうドキドキするのは嫌ですから早めに満タンですね。
このタイミングで、キャンプ仲間からもらったミカンで遅めのランチにしました。
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ガス欠の心配もなくなったところで、あとは勝手知ったる道を北上するだけですね。
無料開放中の鬼怒川バイパスを抜け、川治温泉のヘアピンを駆け上がります。
そうすれば、しばらくはもののけのエリアになりますね。
しかし、よくよく観察してみると、五十里湖を過ぎたあたりから集落があります。
しかも、廃屋ではない生活感のある家屋がポツリポツリと存在しますね。
東北では、このような山奥の集落は、とてもすくなくなってきています。
ちょっと不思議に思いながら、晩秋の会津西街道をひた走るのでした。
この三依という集落を抜けてR400と合流すれば、あとは山王トンネルで東北入りですね。
時刻は15時半、すこし時間があるのでトンネルの手前の横川パーキングでコーヒーブレイクです。
ちょうど小雨も降ってきたので、雨宿りも兼ねての小休止になりました。
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しとしとと降る秋雨を眺めながらの一杯、なんとも至極のひとときですね。
コーヒーを楽しんでいる間に、雨も小降りになってきました。
ということで、再出発の支度をしていたところ、どこからか救急車の音が聞こえます。
そうしたところ、パーキングをでて直ぐのところで事故でした。
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幸い大きな怪我などはない感じでしたが、怖いですね。
昨年も、ここでハイラックスが一台ひっくり返っているのを目撃しています。
この路線、事故が多いのかもしれません。
とにかく、巻き込まれてはたまったモンじゃありませんし、あらためて気を引き締めてですね。
ということで、再びR121をひた走って会津田島に向かいます。
福島県に入ったあたりから、雨も上がって絶好調です。
そして、旅館の人との約束通りに、明るいうちに宿に到着となったのでした。
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桐生ツーリング2022 その3 に続く。