カブのチェーンを交換しました。
900SSのチェーン交換で気をよくしたところで、カブのチェーンも交換しました。
新品チェーンの気持ちよさを体験すると、やはりもう一台の方もとなりますね。
今回は、チェーン交換に合わせてファイナルも変更したので、その効果も楽しみです。
カブのチェーンは限界状態でした。
900SSのチェーン交換ができた勢いで、カブのチェーンも交換することにしました。
というか、かなり前からカブのチェーンは限界状態です。
2年前にリストアしたチェーンはダレダレで、シフトのたびにチェーンケース内で暴れる有様。
また、最近は燃費もいまひとつで、これもチェーン劣化の影響が否めない感じです。
ということで、まずは情報収集です。
これについては、同じカブに乗る友人のmixi日記を参考にしました。
約半年前に、友人もチェーン交換をしているのです。
友人の日記を見る限り、チェーンはD.I.Dのノンシールタイプをチョイスしたようです。
一瞬、シールタイプを奢ろうかとも思いましたが、やはりノンシールで十分のようですね。
シールのあるなしで価格が4倍ほど違いますから、ここは熟考ポイントです。
この価格差なら、ノンシールを小まめに交換した方がリーズナブルかもしれないですね。
また、チェーンの交換に合わせて前後スプロケも新品にします。
こちらも、友人の記事を参考に、KITACOのモノをチョイスしました。
Amazonで注文して翌日には到着です。
チェーンに前後スプロケで、合計金額は4,448円ほど。
9000SSの1/7ほどの価格で、まったくカブには感涙させられるばかりです。
部品が届いたところで、さっそく交換していきましょう。
2時間ちょっとで交換完了です。
部品が届いた翌日は土曜日です。
早々に朝食を済ませて、ガレージに引きこもります。
とはいっても、午前中には完了できるでしょう。
こんな風に気楽に取りかかれるのも、カブの良いところですね。
まずは、チェーンケースを外します。
リストアしたときに再塗装したケースは、ちょっとサビサビ状態です。
これは、カブでスキーに行ったときの融雪剤の影響でしょうね。
ということで、チェーンに取りかかる前に、こちらをやっつけます。
やっつけるといっても、ペーパーでサビを取って再塗装するだけですけどね。
塗装の乾燥時間は約20分、チェーン交換が終わるころにはいい感じに仕上がる算段です。
さて、ひさしぶりのご対面となったチェーンとスプロケです。
チェーンはダレダレですが、その割には痛みは少ないですね。
やはり、チェーンケースは偉大だと再認識しました。
このケース、900SSにも取り付けられないかなぁなどと妄想しつつ、リアタイヤを外します。
それで、外すのが面倒くさいと悪評高いカブのリアタイヤ。
でも、そんなに大変だったという記憶はなかったのですが、今回は大変でした。
理由は、マフラーとフェンダーがついていたからです。
これらにタイヤが干渉して、思ったように外れてこないのですね。
前回は、フェンダーやマフラーが外されていたので、楽勝だったのでした。
なお、あとからBike屋さんに聞いたら、メインスタンドを軸にBikeを傾ければよいとの由。
というか、ガレージ入り口の段差をうまく使えば、もっとスムーズにできたのですけどね。
でも、アクスルシャフトを抜いてから気づいたので、後の祭りでした。
それでも、なんとかタイヤを外して、気づけばマフラーが傷だらけです。
こちらもも、サクッと再塗装しておきました。
交換にあわせて、ファイナルをハイギアード化します。
タイヤが外せれば、あとはサクサクと交換していくだけですね。
まずは、ドライブスプロケを外したついでに、その周りを綺麗にします。
チェーンケースのおかげで、このあたりもあまり汚れてはいませんでした。
清掃が終わったら、いよいよスプロケを交換していきます。
そして、今回は歯数の違うスプロケに換装することで、ハイギアード化を図ります。
具体的には、ドライブを15T→16Tに、リアは40T→37Tに変更ですね。
前述の友人によると、この仕様はなかなか快適のようで、一度試してみたかったのでした。
これまでのスプロケも、思ったほど摩耗していません。
ファイナルの再チューン用に、取っておくことにします。
スプロケがついたら、あとはチェーンを張って繋げるだけですね。
クリップ式のチェーンなので、900SSの1/100ぐらいの労力で繋ぐことができました。
やはり、新品のチェーンは最高ですね。
手でタイヤを回しただけでも、その良さが伝わります。
最後に、チェーンルブで仕上げました。
あとは、塗装が乾いたチェーンケースを取り付けて、2時間ちょっとで作業完了です。
手間暇かけずに楽しめて、こんなところひとつとっても、カブは素敵なBikeだと思いますね。
思った以上にハイギアードでした。
作業が終わったら、さっそくハイギアード化の効果を確認するべく試運転です。
乗り出して最初の印象としては、思ったよりもかなりハイギアードですね。
1~2速のすぐに吹けあがる感じはなくなり、3速はジワーっとした加速に変わりました。
このハイギアードの一番の利点は、1~2速の守備範囲が広がったことですね。
特に、2速が50km/hまで引っ張れるようになるので、信号ダッシュが俊敏になりました。
また、シフトダウンしたときのエンブレショックも少なく、乗りやすくなりましたね。
ただ、登坂性能は落ちた感じがします。
蔵王温泉までの高原ラインは、60km/hで登れたのが50km/hbになりました。
また、ちょっとした上り坂ですと、50→70km/hあたりの加速が鈍いです。
片側二車線の道路で追い越しするときなどは、ちょっとかったるいですね。
でも、乗り出して最初の10kmぐらいは、こんな感じで少し戸惑いましたけど。
翌日ぐらいから、以前との違いがよくわからなくなってきました。
なんか、ギア比のことよりも、人間の適応能力の高さの方に驚いてしまいましたね。
それで、慣れるとこれはこれでアリのような気がします。
ただ、冬場は以前のギア比が恋しくなりそうなので、そのときは再チューンですね。
最終的には、ドライブ16Tにリア40Tが落としどころのような気もしますが。
このあたりは、これから乗り込んで決めていきたいと思ってます。