かし丸くんでチェーン張り替え。

900SSのスイングアームを交換するために、チェーンを外しました。
もちろん、外したからには、もう一度取り付けしなくてはいけません。
チェーンを取り付けるのは初めてでしたが、なんとかうまくできました。

最初に、下準備をします。

スイングアームが元に戻ったので、今度はチェーンの取り付けに挑戦です。
正直、とても難しそうなので手は出したくありませんでした。
でも、チェーンがなくてはBike屋さんに行けませんので、覚悟を決めて取りかかります。

まずは、ドライブスプロケ周りを綺麗にしました。

ドライブスプロケを外す機会など滅多にありませんから、念入りに掃除します。
もちろん、すぐに真っ黒になるのでしょうけど、このあたりは自己満足ですね。

綺麗になったところで、今度はドライブスプロケを新品に交換しました。
当然のことながら、左が新品で右がこれまでのモノです。
ここを交換するのは20年ぶりぐらいで、旧スプロケはヤバいぐらいに消耗していました。

チェーンスライダーは、これまでのモノは先端が削れてしまっていてNGです。
仕方がないので、代替のスイングアームに付いてたモノのを使うことにします。
ただ、こちらもかなり経年劣化しているので、喫緊にヤフオクで探さないとですね。

下準備が整ったところで、いよいよ新品チェーンを取り付けていきます。

取り付ける前に、新品チェーンのコマ数を調節します。

取り付けるチェーンは、D.I.Dのゴールドにしてみました。
ウェビックお勧めのチェーンなので、まず間違いないでしょう。

デフォルトのコマ数は100ですので、これを所定のコマ数に調整ですね。
まずは、新旧二つのチェーンを並べてコマ数を数えます。

数を数えるのはとても苦手なのですが、間違えないように声に出して何度も数えました。
結果、これまでのチェーンは94コマでしたので、新チェーンもそれに合わせます。
そして、切断すべきポイントを決めて、ピンの頭をサンダーで削ります。

ここまできたら、いよいよかし丸くんの登場ですね。
先般の要領でピンを押し出し、無事にチェーンが切断できました。

コマ数が調整できたら、チェーンをBikeに取り付けます。
ギアをニュートラルにして、指を挟まないように気をつけながら取り付けました。

プレート圧入とピンカシメは慎重に。

無事にBikeにチェーンがついたら、今度はチェーンをつなぎます。
まずはピンの仮留め、これはリアスプロケの部分で行うと作業性が良いですね。
ピンやシールに、付属のグリスをたっぷり塗って仮留めします。

仮留めしたら、いよいよ最大難関といわれるプレート圧入とピンカシメですね。
そして、満を持してのかし丸くんの本領発揮です。

正直、このあたりは無我夢中でしたので、あまり写真は残っていません。
圧入もカシメも、ノギスでマメに寸法測定しながら慎重に慎重に進めました。
そして、2時間半ほど格闘して、ようやくチェーンがつながりました。

カシメ量も、ピン直径で+0.5mmですのでバッチリでしょう。
もちろん、あとからプロに確認してもらう予定ですが、我ながらうまくいきました。

もちろん、チェーンラインも気持ちがいいぐらいにまっすぐです。

まずは、かし丸くんや新しいチェーンを壊したりしなくて、ホッと一安心しました。

良い工具で慎重に進めればなんとかなります。

一息ついたところで、取り付けたばかりの新しいチェーンを眺めます。
やはり、格好いいですね!

ゴールドチェーンは少し値が張りますが、でも、今回もこれにして良かったです。
ネットを眺めると、今どきゴールドはダサいという話もあるみたいですけれど。
でも、1990年代のBikeには、やっぱりゴールドチェーンが一番似合うと思いますね。

そして、新品のチェーンは、とても気持ちいいです。
それは、ガレージまで10mぐらい押し歩きしただけでも、とてもよく実感できました。

それで、素人には難しいと言われるチェーン交換ですが、結局は道具と慎重さでしょうね。
今回は、専用工具にかし丸くんを選んで本当によかったです。
9,800円の元は、十分取れたと思いますね。

そして、プレート圧入とピンカシメについては、これはもう感覚です。
ですので、やったことがない人には、どうしようもない世界です。

であれば、あとは頼れるのは数値だけですね。
経験がなくても、ノギスで慎重に計測しながら進めればなんとかなります。
慣れた人なら5~10分の作業と思いますが、そこに2時間かける覚悟があれば大丈夫ですね。
チェーンについては専用工具も買ったことですし、今後はマメに交換したいと思います。

そして、あらためてチェーン調節がキチンとできることに感動しましたね。
今度は10と13のスパナを使って、チェーンをバッチリ張ることができます。

これができたとき、スイングアーム交換の苦労が報われた気がしました。
まったくもって、自分自身にご苦労様です。
これでまた、900SSとの走りが楽しめるのが嬉しいですね。
梅雨が明けたら、北東北方面にでもロングに出たいと思っています。