息子のカブが納車になりました。

息子のカブが納車になりました。
これで、彼もオートバイデビューです。
とはいえ、元々オートバイには興味のない息子でしたので、最初はすこし大変でした。
それでは、ある若者のオートバイ事始めをご紹介したいと思います。

息子のカブが納車になりました。

昨年の6月から自動車学校に通い始めた我が息子、今年3月にようやく普通免許を取りました。
元々、クルマやオートバイには興味のない人なので、実にマイペースな取得でした。
大学に通いながら2ヶ月ちょっとでスピード取得した私とは大違いです。

とはいえ、免許が取れれば乗りたくなるのが人情というモノ。
本人としてはクルマが欲しいようでしたが、さすがにそこまでの余裕はありません。
そこで、中古のカブを提案したところ、ぜひにということです。
彼が通う大学のキャンパスは山の上で周りには何もなく、とにかく足が欲しいようでした。

折しも、行きつけのオートバイ屋さんに程度のいいA-C50があり、即行で契約です。
そして、契約から3週間後のGW初日の夕方、無事に納車となりました。
まずは、緊張の初跨りです。

話を聞けば、いまは原付講習といったモノはないようですね。
正に、Bikeを走らせるのは生まれて初めてで、アクセルとブレーキすらおぼつかない状態です。
ロデオ状態のカブを何とか制御して路上に出たモノの、今度はシフトアップができません。
そもそも、彼はAT限定なので、ギアチェンジの概念が良くわかっていないようでした。

Bike屋さんと苦笑いの後、まずはひとつひとつレクチャーです。
お店の裏道を5〜6回往復して、なんとか3速に入れられるようになりました。
ここで、Bike屋さんから県庁の駐車場で練習したらとのアドバイスです。
さっそく、休日で空き地状態の県庁駐車場で特訓を行いました。

そうしたところ、駐車場を5~6周もするウチに、だいぶサマになってきました。
やはり、若い人は対応力が高いですね。
本人も、すこし自信が出て緊張も取れてきたようです。

帰宅後、駐車場に置いてあった900SSに跨り、「よく、こんなのに乗るね。」とのことでした。
オートバイに興味のない息子が、私のBikeに跨るなどめずらしいことです。
やはり、カブに乗れるようになったことが、うれしかったのでしょうね。

いずれにしても、これならなんとか福島まで走れそうな感じです。
若干の不安要素はありますが、この日はこれで店じまいとなりました。

翌日は、納得がいくまで整備をしました。

翌日は、朝も早くから息子のカブの整備です。
タイヤやオイルなど、最小限の部分はやってもらっていますが、そこに私の拘りをプラスですね。
まずは、全体的なさび落とし、電動ドリルに真鍮ブラシを付けて、気になるトコロを磨きます。

チェーンカバーは、外して再塗装しました。

カバーを外したついでに、チェーンを清掃して張りも調整します。

一応、キャブも開けてみます。
状態はよかったですが、ジェットなど外せるところを外して清掃しました。

キャブを外したタイミングで、タペットも調整しておきます。

上死点をあわせるため左側のケースを開けましたが、フライホイールもきれいでした。

あとは、プラグを磨いて、最後にクラッチ調整です。
すこし入りづらかったギアが、これで改善しました。

これだけ手を入れれば、しばらくの間は大丈夫でしょう。
すこしボリューミーな内容でしたが、なんとか午前中に作業を終わらせることができました。

親子カブで記念撮影をしたら、南海部品で買い物です。

整備がおわったところで、2台のカブを並べてみました。
やはり、丸目はかわいいですね。


仕上げに、自作のウィングステカーを貼り付けます。
これで、グッと引き締まった感じになりましたね。

そして、午後からは仙台の南海部品で用具を揃えます。
ヘルメットにグローブ、そしてバイクカバーなど、やはりオートバイは何かと物入りですね。

南海部品ではトップケースも購入する予定でしたが、息子お気に入りのモノがありません。
好みを聞くと、いかにもという感じのモノではなく、シンプルな箱をつけたいとのことです。
であれば、アイリス箱一択ですね。
アイリス箱ならリーズナブルなので、スポンサーとしても助かります。

そこで、仙台のホムセンを数件まわりましたが、お目当ての箱とは出会えませんでした。
これについては後日、ネットで調達して福島で装着ことにします。
ネットには、ボルトを使わずベルトで装着する方法が多数紹介されていました。
穴開けなどの作業がなければ、福島のアパートでも装着することができるでしょう。

ということで、出発の前日になんとか準備が整いました。
あとは、福島までの走りでスパルタ指導ですね。
路上デビューから2日で無事に走り切れるのか、父としてはすこし心配ですけれど。
一応、私も付き添いますし、走り切れなかったときはそのときでしょう。

福島まで走るのは、連休前半の最終日です。
その日は天候にも恵まれ、絶好のオートバイ日和でした。
この走りでオートバイに慣れて、カブとの生活を楽しんでくれたらと思うばかりですね。
息子との福島までの走りについては、次のブログに書きたいと思います。