Officeのライセンス認証が取れない

いろいろなパターンがあります。

Windowsをアップデートしたりパソコンを初期化したタイミングで、Officeのライセンス認証が外れてしまう場合があります。
ライセンス認証が外れてしまうとWordやExcelの機能が大幅に制限される、まぁ早い話、使えなくなってしまうので大変ですね。
急いで書類を作成しなくてはいけないときなど、本当に致命的です。

この問題については、症状によって対処方法が異なります。
状況を見極めて、適切に処置をしてきましょう。

ライセンス認証ウィザードが出る。

まずは、このような画面が出ている場合です。

取り急ぎ、インターネット経由でライセンス認証してみましょう。
それでクリアできれば問題ないのですが、場合によっては上限に達しましたエラーがでるときがあります。

早い話、台数オーバーということです。
インストール台数がオーバーしていないか確認しましょう。

プレインストールモデルのOfficeは、付属していたパソコンでのみ使用できます。
違うパソコンのOfficeをインストールしていないか、確認してください。

また、ひとつのマイクロソフトアカウントに複数のOfficeが登録されていると、違うOfficeで認証されてしまう場合があります。
そのときは、アカウントの登録日でOfficeを特定し、正しいモノをインストールします。
ただ、登録日が同じ場合は特定ができませんので、そのときはマイクロソフトに電話です。
事情を話せば、電話認証してくれます。
そして、いざというときにこうならないためにも、複数のOfficeがある場合はOfficeごとにマイクロソフトアカウントを用意することをお勧めします。

パソコン入れ替えのときは電話認証

プレインストールモデルではないOffice、つまりパソコンとは別に購入したOfficeの場合は、複数台のパソコンへのインストールが認められています。
2019年6月時点で、永続版は2台、サブスクリプションの365soloは5台です。

このとき、パソコンの入れ替えで上限に達しましたエラーがでるときがあります。
たとえば、永続版を2台のパソコンで使っていて、そのうちの1台が壊れたので入れ替えしたような場合ですね。

このときも、解決手段は電話認証しかありません。
マイクロソフトに電話をして事情を話せば、電話で認証をしてくれます。
そのときに、プロダクトキーを聞かれることがあるので、あらかじめ準備をしておくとスムーズです。

サインイン画面が表示されたら要注意

さて、次はライセンス認証ウィザードが表示されない場合です。
Officeを立ち上げると、以下のような画面が表示されることがあります。

または、Officeの画面にこのような表示がある場合ですね。
この画面のライセンス認証のボタンをクリックすると、サインインの画面が表示されます。

通常、このような画面は初回セットアップが終わっていないときにしかでてきません。
それ以外、たとえば再セットアップ時やWindowsのアップデートの後に出てくるようになったときは要注意です。
ぶっちゃけ、ライセンス認証の部分が破損している可能性が高いです。

破損している場合、何度サインインしてもライセンス認証はできません。
このときは、「アカウントのサインインまたは作成を行わない」をクリックして、プロダクトキーの入力を試みます。
このとき、マイクロソフトアカウントに紐づけされるOfficeの場合は、マイアカウントページに表示されるプロダクトキーを入れてみてください。

それでダメな場合は、Officeの再インストールになります。
しかし、再インストールしても修復できない場合があります。
そのときは、こちらを参考にコマンドプロンプトでライセンス情報のクリアを試してみてください。

ここまで読んでよく分からないという人は、マイクロソフトに電話した方が早いです。
ライセンス認証のトラブルは、無償で対応してくれます。
プロダクトキーのカードとマイクロソフトアカウントを準備して、オペレータの指示に従いましょう。

出所不明のOfficeはアウト

最後に、ヤフオクやAmazonなどに出品されている数千円の格安Office。
このような製品は、パソコンを初期化したタイミングなどでライセンス認証ができなくなってしまう場合があります。
そして、マイクロソフトに問い合わせても、ご使用できないプロダクトキーと言われて門前払いです。

まぁ、正規品ではないということですね。
よくあるのが、VL(ボリュームライセンス)品の横流しです。

このような場合は、素直に諦めてください。
いくら泣こうが喚こうが、しつこく食い下がるだけ時間の無駄です。
即行で、正規品を購入してください。
それでも、どうしても諦められない場合は、購入元に相談ですね。

ということで、いざというときのためにもOfficeは正規品の購入をお勧めします。
良い仕事をするための投資は、惜しんではいけないと思います。