QNAPにアクセスできないときの対処方法
QNAPのNASに、アクセスできなくなりました。
NASには、ありとあらゆるデータが入っているので焦りますね。
結論からいうと、NASのIPアドレスが勝手に書き換わったのが原因です。
同じような現象に悩む人のために、顛末をブログに記したいと思います。
NASの設置場所を変えました。
14年ぶりにパソコンを新しくしました。
今度のパソコンは、HPのディスクトップパソコンです。
置き場所は、パソコン机の下に置いた引き出しの上を考えていました。
引き出しの上には、QNAPのNASやWi-Fiのアクセスポイントなどを置いています。
そこで、それらをパソコン机の一角に移すことにしました。
とはいっても、そうかんたんに移せるものではありません。
特に、NASはほぼコンピューターです。
きちんと手続きを踏まないと、最悪壊れる可能性もありますね。
このNASは、再起動すると調子を崩すこともあるので、あまりやりたくない作業でした。
とはいえ、これらを移さないことには、新しいパソコンを設置できません。
意を決して平日の夜に作業開始、小一時間ほどで完了する予定でした。
再起動したNASが、まったく認識できません。
まずは、スマホでNASの管理画面にアクセスして、シャットダウンをします。
電源が落ちたら、電源やLANケーブル、バックアップ用のHDDを外して、設置場所を変更ですね。
そして、外したケーブル類をつなぎ直して再起動すれば、作業は完了のハズでした。
電源を入れてから起動が完了するまでは、数分ほどの時間を要します。
そして、長いビープ音が鳴れば、起動は完了ですね。
あとは、パソコンやスマホから、NASにアクセスできれば成功です。
ところが、スマホでいくらアクセスを試みても、つながりません。
そこで、NASの裏側を確認したところ、LANケーブルが半分抜けかけていました。
あらためて、ケーブルをしっかりつなぎ直して、アクセスを試みます。
しかし、それでも、一向につながらないのでした。
とはいえ、このようなときは再起動で大体は復活します。
ところが、今回は再起動を何度繰り返しても、全然ダメでした。
ネットで対処方法を調べると、NASの故障が考えられるとのことです。
NASには30年分の家族写真や仕事の資料、備忘録などが入っているので焦りますね。
バックアップを取っているとはいえ、NASが壊れてしまっては致命的です。
時計の針は0時を回り、本気で途方に暮れてしまいました。
NASのIPアドレスが、勝手に書き換わっていました。
あらためて、NAS本体を確認したところ、エラーのインジゲーターは点灯していません。
どうみても、NAS自体は正常に動いているような雰囲気です。
そこで、今度はスマホではなく、パソコンでアクセスを試みました。
まずは、QNAPのサイトからユーティリティソフトをダウンロードです。
そして、そのユーティリティソフトを動かすと、あっさりとNASが認識されました。
NAS内のファイルにも無事にアクセスできて、このときは脱力でしたね。
そして、そのソフトに表示されたNASのIPアドレスを見て、愕然としました。
設定していたのとはまったく違うアドレスで、これでは認識できないのも当たり前です。
ネットワークの設定を確認すると、アドレスを自動的に取得に変わっていました。
固定アドレスから自動的に取得に変わった原因は、よくわかりません。
ログを確認すると、ネットワークエラーのタイミングで変わったようです。
LANケーブルの差し込み不足をきっかけに、設定が再構築されたのかもしれません。
ということで、このNASは、IPアドレスが勝手に変わることがままあるようです。
もし、エラーがないのに認識できなくなったら、ユーティリティソフトを試してください。
すくなくとも、問題解決の切り分けにはなると思います。