転職顛末記-03

面接があったのは3月の第一水曜日。合否連絡は来週との話だったが、その週の金曜日に合格メールが届く。第二関門突破だ。(笑)そうとなれば、まずは退職を決めなくてはいけない。NTTコムチェオからは3月中旬から研修に入れますか?との打診があったが、そんなに直ぐには無理という事で4月中旬からの合流で調整してもらう。そして、翌週早々に退職を願い出た。予想通りに引き留め工作は激しく最終的には社長に泣かれたが、しかし私は生きるために会社務めをしているのであって、会社の為に生きているワケではない。2週間かけて退職の合意を取り付け、次の2週間で引継を済ませ円満退社と相成った。

とはいえ、2週間で現業務を片付けて引継するのはハードだった。中途半端な引継で前職場に迷惑はかけられない。結局、引継が完了したのは研修開始の2日前、休む暇もなく2日かけて物置状態だった部屋を片付けて、何とか仕事部屋としての体裁を整える。送られてきた業務用PCをセットアップできたのは、研修前日の夜だった。勿論、頭の中はまだまだ前職場の事が100%。少しインターバルを置いてから新しい仕事に臨みたかったモノの、しかしこれが現職とオーバーラップして転職するのの現実か。前職での引継作業の疲れも取れないまま迎えた研修初日、午前10時に業務用PCを立ち上げ、いよいよWeb研修が始まった。

そんな研修初日は業務用PCのセットアップと、これからの研修スケジュールの確認である。女性トレーナーが1名に研修受講者が5名、電話とWebで研修が進んでいく。面接のときも驚いたが、このWeb研修というのもなかなか凄い。やっぱりネットを使えば時空を超えて仕事はできるのだ。それで、予定としては2時間弱の研修ではあったが、その日は受講者の端末がトラブルを起こしなかなかセットアップ作業が進まず、研修が終わったのは、13時過ぎであった。まぁ、時空を超えるWeb研修ではあるが、現実はこんなところなのかもしれない(笑)

という事で研修初日、業務用PCのセットアップは何とか完了したモノの、そんな事よりも問題なのはこれからの研修内容である。まずは、自己研修として与えられたナレッジを5日間かけて読み込んで、1週間中に確認テスト1を提出しなければならない。それでも確認テスト1はナレッジを見ながらの回答でもよいという事なので何とかなりそうだが、その翌日に行われる確認テスト2はナレッジなしで対応との由。そして、所定の点数に満たない場合はそこで契約解除という事である。しかも、この確認テストは序の口で、次の座学研修の後は着台判定、その後のOJTの後はデビュー判定。勿論、着台判定もデビュー判定も所定のレベルに達していないと判断されればその時点で契約解除である。実は、面接以降に本当の意味でも関門が3つもあったのだ!当然、仕事を辞め背水の陣で臨んでいる当方としては絶対に突破しなくてはいけない関門である。という事で研修初日翌日から、前職で疲労困憊した体に鞭打ってのハードな研修生活が始まったのである。

つづく

仕事

Posted by webiker