息子に持たせる工具箱

息子が、隣県の大学に進学することになりました。
彼のひとり暮らしのはなむけに、工具を準備してあげることにしました。

一人暮らしの準備は、なにかと大変です。

息子が、隣県の大学に進学することになりました。
来月からはひとり暮らしということで、その準備に悩殺されているこの頃です。

まずは入学手続きに始まって、アパート探しにひとり暮らしの準備。
はては仕送り用の銀行口座の開設まで、これがなかなかのボリュームです。
私がひとり暮らしをはじめたときも、たぶんこんな感じだったと思うのですが。
やはり、親の立場ですとボリューム感が違いますね。

家電などの大物は、すべてネットで手配しました。
スマホで発注して、あとは引っ越しの日に現地で受け取るだけですから楽ちんですね。
我が家では、ヨドバシ・ドット・コムの新生活5点セットをチョイスしました。
このセット、なかなかお買い得だと思います。

大物の目途がついたら、つぎは細々としたモノの準備ですね。
ハンガーや洗濯バサミ、各種洗剤、トイレットペーパーにティッシュ。
あるいは、鍋釜包丁にまな板などなど。
スーパーやホムセン、ドラッグストアなどで、配偶者が次々と生活用品を揃えています。

ぶっちゃけ、生活用品など引っ越し先で買ってもいいのではとも思うのですが。
でも、これらを揃えてあげたくなるのが母親なのでしょう。
実際、私がひとり暮らしをはじめたときもそうでした。
あのときは、ちょっとした用品にも母親の愛情を感じてうれしかったですね。

それでは、父親の私はなにを持たせてあげましょうか?
筆頭はパソコンですが、これは息子自身ががんばっています。
それではということで、ここは工具を揃えてあげることにしました。

父が使っていた工具箱に工具を入れていきます。

まず取り出したのは、私の父が仕事で使っていた古い工具箱です。
古いながらも作りがしっかりしているので、長らくサブの工具箱として使っていました。
この工具箱に、いろいろな工具をいれて持たせてあげようと思います。

まずはハサミ系として、ペンチにラジペン、ニッパー、それとピンセットです。

木工系は、ハンマーとノコギリ、そして意外と使う場面の多い錐の3点セット。

測定系は、5.5mのメジャー、そしてノギスです。

切断系は、カッター大小に、鉄ヤスリが一本ですね。

一番品数が多いのはネジ系です。
こちらは、ドライバー大小に精密ドライバセット、そして六角レンチ。
あとは、簡易ラチェットとモンキー一本があれば、大抵のネジは回せるでしょう。

おまけで、材料受けの木片と紙やすりとタイラップ、そしてビニールテープをつけました。

これらを、私の工具箱から分けてあげます。

なかなか、いい感じにまとまったと思いますね。

息子に分けてあげることで、すこしカオス状態だった私の工具箱もスッキリしました。
まさに、一石二鳥という感じですね。

世話を焼いてあげられるのも、これが最後かもです。

私の経験上、これらの工具があれば大抵のことはできるハズです。
あとは本人のやる気次第ですが、工具は一生モノですし、持っていて損はないと思いますね。
この先、大学を卒業したあとも、工具が必要になる場面が必ずあるハズです。
いつか、あってよかったと思ってもらえれば、それだけで十分うれしいですね。

大学生になると、スーツも必要になります。

駅ビルに入っているスーツ屋さんで、紺色のスーツを買いました。
スーツを選ぶのはひさしぶりでしたが、楽しかったですね。
大昔、メンズクラブなどに夢中になっていたころの血が騒ぎました。

ところが、息子本人は、スーツなどまったく興味がないようです。
店員さんも言ってましたが、やはり今は他にもっと楽しいことがあるのでしょうね。

帰宅すると、雪解けした庭にフキノトウが顔を出していました。
受験の結果が出るまでは、親としてもなかなか落ち着かない毎日でしたが。
ここにきて、ようやく春の訪れを実感しています。