桐生ツーリング2021 その2

今年も大切な人に会うために、群馬県桐生市まで走ってきました。
今年で15回目になるこのツーリング、今回はカブでの参戦です。
ひさしぶりに、一泊のロングツーリングになりました。
それでは、その2回目を書いていこうと思います。

桐生ツーリング2021 その1はこちら

山王峠からも長いです。

会津田島で道を間違い、20分ぐらいロスして山王峠到着です。
自宅をでて4時間半、ようやく関東エリアに入ることができました。
高速とくらべて倍以上の時間ですね。

これから会いに行く友人と、かつてここを走ったことを思い出しました。
あのときも、紅葉がとてもきれいでした。

山王トンネルを抜けると、これまたタラタラとした下り坂が延々と続きます。
なんとも気持ちの良いワインディング、そして、すごい急坂をくだると川治温泉でした。
ここ、いい感じでひなびていて、とても好みの温泉街です。

ここからなら、日光へのアクセスも便利ですね。
今度、配偶者を誘って泊りに来たいと思います。

川治温泉を抜けると、いよいよ鬼怒川温泉です。
私の記憶では、R121の左右に温泉街のイメージでした。
久しぶりに来たらバイパスや有料道路ができていて、ちょっと浦島太郎です。

ここも、あえてバイパスや有料道路は避けて、かつての旧道を通ってみました。
あいかわらずクルマの多い温泉街を抜け、西日をさんさんと浴びながら走り続けます。
15時過ぎに、ようやく日光に到着しました。

日光トンネルの手前が鬼門でした。

さて、その日光ですが、これまでは高速でサクッとパスのパターンがほとんどでした。
日光市街はとても混んでいるので、大きいBikeやクルマで入り込む気になれないのです。

しかし、高速が使えないカブでは、そういうワケにもいきません。
ということで、初めて日光街道とやらを走ることになりました。
案の定、市内は大渋滞です。
緊急事態宣言が解除された直後ということもあり、すごい観光客でした。

クルマと観光客がひしめき合う日光街道を抜けて、やっと東照宮前に到着です。
初めて知りましたが、東照宮は日光街道のどん詰まりにあるのですね。
これまた、カブ旅ならではの発見です。

激混みの日光を抜け、あと一山超えればようやく目的地です。
この日光トンネルに向かう最後の上り坂が、一番の難関でした。

勾配自体は、西吾妻スカイバレーと差はありません。
しかし、ここは幹線道路なのでクルマの流れが速いのですね。
後続車から抜かされまくりつつ、2速であえぎあえぎ勾配9%を上っていきます。

やっと、トンネルの入り口がみえてきました。
がんばれカブ~~と、ヘルメットの中で叫びます。

このトンネルさえ抜ければ、あとは目的地に向かってタラタラと降りていくだけですね。
もう、後方から煽られることがないと思うと、それだけで精神的にとても楽です。

カブのおかげで、勘違いが是正されました。

長いこと、私はこの日光トンネルが、栃木と群馬の県境だと思っていました。
しかし、トンネル抜けても国道標識が栃木県日光市のままです。
最初は、ちょっとキツネにつままれた気分でした。

そして、足尾を抜けたところで、ようやく県境の標識です。
なんと、足尾銅山のある足尾は栃木県だったのですね。
わたらせ渓谷鐵道のイメージもあり、足尾は群馬県だと思い込んでいました。

これもまた、小さいBikeだからこそ気づけるのですね。
カブ旅で、恥ずかしい思い込みを正せてよかったです。

その後、R122を下ること小一時間、道路標識から大間々町○○kmの表示が消えました。
どうやら、目的地付近に到着したようです。
コンビニの駐車場で現在地を確認していたら、突然仲間と遭遇しました。

ちょうど買い出しの途中だったとのことで、こんな偶然もあるんですね。
桐生にいる友人がめぐり合わせてくれたモノだと、そう思えるほどのミラクルでした。

桐生ツーリング2021 その3につづく。