キャンプ用のマットは、やはり銀マットです。
キャンプで使うマットがボロボロになったので、買い替えました。
いまは、エアマットやインフレータブルマットなど、よいマットがたくさんあります。
しかし、いろいろと検討した結果、今回も銀マットに落ち着きました。
それでは、その顛末を書いてみたいと思います。
20年以上、銀マットを使ってきました。
キャンプで使うマットがボロボロになったので、買い替えました。
キャンプで使うマットは、長らくホムセンの1,000円銀マットを愛用しています。
最初に銀マットを使ったのは、20年以上前に静岡の浜松までツーリングしたときでした。
キャンプはしない派の私ですが、あのときは話の流れでキャンプになってしまったのでした。
そのとき、仲間のひとりにマットを準備するように教えてもらいました。
なんでも、テントにこれを敷かないことには、とても寝られたモノではないという話です。
そして、ホムセンで売られている銀マットを、必ず持ってくるようにと言われたのでした。
ツーリング当日は、900SSに銀マットを括りつけて東名を走りました。
そして、一緒に走った仲間から、「それでこそ、キャンプライダーだ!」といわれました。
なるほど、キャンプ派のBike乗りは、このピカピカするマットをBikeに括りつけて走るのですね。
それから20年、私はずっとそう信じてきました。
ところが最近、周りをみると、銀マットをBikeに括りつけてる人など、どこにもいません。
やはり、時代は変化しているようです。
そんなことを思いながら、昨年も銀マットをBikeに括りつけて桐生まで走りました。
そうしたところ、20年来の私の銀マット、加水分解が進んでいたようです。
キャンプの翌朝、テントの中がウレタンのカスだらけで、マットは帰宅後廃棄しました。
そして、買い替えるのなら時代に見合ったマットにしたいと思ったのでした。
そしてそのまま、マットのことは失念していたのですが、先日の寝苦しい夜、これなら庭でテントで寝たほうがいいのではと思った折にマットのことを思い出し、またもや忘れてキャンプの直前にアタフタしないようにと、この機会に物色することにしたのでした。
第一候補はモンベルのマットです。
ところが、AmazonなどのECサイトを眺めてみても、ピンとくる商品が出てきません。
そこで、SNSを使ってその道のエキスパートに相談することにしました。
そこで得られた候補は以下の3つです。
- コンパクトだけどちょっとお高めな、モンベルのエアマット
- リーズナブルで使い勝手の良い、Amazonのエアマット
- 最高の寝心地ながらサイズ的にBike搭載がむずかしい、インフレータブルマット
これらは、実際にキャンプツーリングをバリバリこなすエキスパートの実践マットですから説得力があります。そして、やはりモンベルは間違いがないみたいですね。そこで、地元のモンベル店に行ってみることにしました。
お店に入って、さっそくマット売り場に直行します。
コンパクトと評判のエアパッドシリーズ、たしかにマットとは思えないほどに極小です。
実際に、マットを広げた時のサンプルも展示してあります。
150×50のサイズでも十分なのが、とてもよく分かりますね。
この時点で、私の本命はエアパッドの隣に展示してあるアルパインパッドでした。
ネットでみた限り、このマットはエアマットではないと思っていたのです。
ところが、現物を確認するとエアを注入する穴が付いています。
よくよく商品を確認すると、ウレタンが入ったエアマットということがわかりました。
店員さんに確認すると、エアは専用のポンプで注入してくださいとのことです。
専用のポンプもコンパクトで良いのですが、ここですこし萎えてしまいました。
やはり、エアマットは面倒くさいと思います。
数分の作業かもしれませんが、それでも設営のときにマットを膨らませるのは面倒くさいです。
また、設営のとき以上に撤収がかったるそうです。
私はキャンプの撤収で、テントとシュラフをコンパクトにたたんで収納袋に入れるのが苦手なのですが、それを必要とするアイテムがもう一品増えるのは、やはり勘弁ですね。
ということで、この時点でエアマットのセンは消えました。
次に、エアマットではないタタミパッドという商品をチェックします。
タタミパッドは、まさに畳のような固さで私好みですが、収納時のサイズが大きいですね。
これでは、キャンプ用のバッグに入りそうにありません。
かといって、外に括りつけると雨に降られたときに厄介しそうです。
また、その隣のフォームパッドは6,930円、これならAmazonで類似品を探した方がよいですね。
ここで向かい側の棚に目を移すと、モンベルテント専用のテントマットが展示されていました。
もちろん、私が愛用するムーンライト1のマットもラインナップされています。
ならば、このテントマットでも良いかなと思ったのですが、生地が薄すぎる感じですね。
結局、モンベルのマット売り場で30分ほど悩みましたが結論は出ませんでした。
そして、いつものホームセンターに向かったのでした。
原点回帰で銀マットに落ち着きました。
ホームセンターでは、私が20年近く愛用していた銀マットが売られていました。
このマットは季節限定品なので、買うなら今しかありません。
モンベルの洗練された商品を見た後だと、とても武骨で笑ってしまいます。
そして、あらためて銀マットは大きいなぁと思いましたね。
ただ、お値段が税抜きで998円は、とても魅力的です。
結局、20年近く使ってみましたが、私のキャンプならこれで十分なのですね。
極寒キャンプなどはしませんし、キャンプの場所もよく整地されたキャンプ場オンリーです。
サイズが大きくても軽いので、どのようなオートバイにも問題なく装着できます。
また、売られているときのビニール袋に入れておけば、雨に降られても大丈夫です。
それに、このマットなら設営1秒、撤収15秒です。
そもそも、このマットで寝られなかったコトはありません。いつも快眠です。
さらに、20年も使い続けることができます。
しかも、これだけ私のニーズにマッチしていて、その価格が税抜き998円です。
となると、もう迷うことはありませんね。
ということで紆余曲折しましたが、結局はホムセン銀マットに落ち着きました。
やはり、20年の実績は伊達ではなかったという感じですね。
また、銀マットの魅力の一つに旅情があります。
これをBikeに括りつけたときの、いかにも放浪している雰囲気はたまりませんね。
ネットを見てみると、銀マット派のWebページもあるようです。
私も引き続き、銀マットでキャンプツーリングを楽しみたいと思います。