900SSのブレーキホースとハンドル交換 その1
900SSのブレーキホースを交換することにしました。
そのついでに、長年の課題であったハンドルも交換することにします。
このお話、すこし長丁場になるかもしれないですね。
第一回目の今回は、そうなるに至った経緯について書いていきたいと思います。
クラッチ故障の原因は、ホースの破損でした。
先月、桧枝岐でクラッチが切れなくなって、そのままドッグ入りとなった我が900SS。
結局、クラッチ故障の原因はホースの破損でした。
クラッチ側の根元が、見事に切れています。
ということで、修理はホース交換ですみました。
Bike屋さんが気を利かせて、お店にあった程度の良いホースを使ってくれました。
おかげで、修理代が安く済んで助かりました。
これがもしシリンダーの破損なら、痛い出費になったと思います。
ただ、修理代がかからなかったのはよかったのですが、ひとつ懸念事項があります。
今回このホースが切れたということは、まもなくブレーキホースもこうなるということですね。
この素朴な疑問を、Bike屋さんにぶつけてみました。
Bike屋さんが言うには、まずノーマルホースの破損はみたことがないとのこと。
でも、現にいま、ノーマルホースは切れています。
最悪、ブレーキは後ろもあるからとのことですが、それも答えになっていない気がしますね。
挙句、私の900SSは古いから油漏れとか注意してねってことで、正直う~んの展開でした。
結局、この問題の最終的な解決手段は、ブレーキホースの交換しかありません。
愛機900SSは今年で30年になるオールドバイクですし、これはいたし方のないところでしょう。
ということで自宅までの帰り道、ブレーキホースのメッシュ化を決意しました。
以前からメッシュ化はしたいと思っていましたし、ここは渡りに船と前向きに考えます。
ブレーキホースついでに、ハンドルも交換します。
交換すると決まれば、まずはネットで情報収集ですね。
メッシュホースについては、アクティブからポン付けキットが出ているようです。
お値段は前後で16,000円ぐらいですから、交換しない手はないですね。
そして、これ絡みでネットを眺めていると、またいろいろな誘惑に駆られてしまいます。
たとえば、名器NISSINのマスターシリンダが、なんとAmazonで売られていますね。
お値段が9,630円ということで、思わずポチリしてしまいました。
そして、ここまでくると、これまた長年の課題だったハンドルを何とかしたくなってきますね。
900SSのノーマルハンドルは垂れ角が微妙で、すこし変なポジションなのです。
別に気にしなければの部分でもありますが、一度気になりだすとやはりダメですね。
26〜7年ぐらい前に、AELLAのハンドルに換えた900SSに跨ったことがあります。
あのときのしっくり感が、いまだに忘れられません。
そして、いつかAELLAのハンドルをと思いつつ、月日ばかりが流れてしまいました。
せっかくですので、この機会にこの部分も何とかしたいと思います。
ただ、AELLAのハンドルは、現役当時でも4〜5万円する高級品でした。
ましてや、いまはヤフオクなどで見つけるしか手はありません。
ということで、もうすこしリーズナブルな代替品はないか、調べてみました。
そうしたところ、10,000円前後で、いい感じのモノがいろいろ売られています。
たとえばこれなどは、垂れ角の調整もできて一見良い感じですね。
ただ、すこし考えるとヤバいかもと思ってレビューをみたら案の定でした。
レースでフルブレーキングしたら垂れ角変わって転倒したとのことで、危険すぎますね。
ハンドルは、命に直結する重要パーツです。
ここは、しっかりしたモノを選ぶ必要がありますね。
そこで、もうすこし調べると、スポルト1000のノーマルハンドルがボルトオンらしいです。
純正のハンドルなら、安全上の問題はないでしょう。
そして、肝心の垂れ角も好みの感じです。
ヤフオクを覗くと10,000円ぐらいで出品されていたので、即行で落札しました。
二週間ほどかけて準備が整いました。
ということで、交換を決心してから二週間ほどで部品などの準備が整いました。
前後のブレーキホースにヤフオクで落としたハンドル、そしてNISSINのマスターシリンダ。
バンジョーボルトに塗るモリブデングリスも、適量入手しました。
ブレーキフルードを抜くためのホースは、ホムセンの切り売りですね。
もちろん、ブレーキフルードも購入しました。
さすがに、この期に及んでフルードを余すのは嫌とは言ってられません。
そして、この機会にトルクレンチもゲットです。
バンジョーボルトの締結やトップブリッジの脱着に、さすがにこれなしでは怖いですからね。
ヤフオクで落としたハンドルは、コンパウンドで磨いてきれいしました。
なかなか程度の良いハンドルで、お買い得という感じですね。
ここまで準備ができたら、いよいよ作業開始です。
決行日は10月の三連休初日、うまくいけばこの日のうちに終わるかとも思いました。
しかし、そうかんたんな話ではなかったのでした。