草刈り機を修理しました。

実家で使っている草刈り機が、不調になってしまいました。
エンジンはかかるのですが、スロットルを開けるとストールしてしまいます。
3年ぶりに里帰りさせて、修理とメンテナンスをおこないました。

突然、不調になってしまいました。

実家で使っている草刈り機が、4シーズン目にして不調になってしまいました。
エンジンはかかるのですが、スロットルを開けるとストールしてしまいます。
先日の草刈りのときに発症して、そのときはだましだまし使いました。

この草刈り機の稼働頻度は年に3回、一回あたりの稼働時間は3~4時間です。
そんなに酷使しているワケではありませんし、混合燃料も使用するたびに完全に抜いていました。
とはいえ、購入から3年目、そろそろメンテナンスが必要な時期なのかもしれません。

混合燃料を使う2stエンジンなので、たぶんキャブが詰まっているのだと思います。
ネットで調べてみると、キャブの他にも排気口の詰まりといった原因もあるようでした。
また、本件とは別に先端のギアケースも状態が気になります。
ということで、この機会にキッチリメンテしようと思います。

まずは、燃料タンクを外して確認します。
燃料フィルターは、まったく汚れていませんでした。
それでも、おまじない代わりにエアーで吹いておきます。

お次はエアフィルターをチェックします。
こちらは、すこし汚れてはいたものの、エンジンストールする程の汚れではありません。
もちろん、こちらもエアーで吹いてきれいにしておきました。

ということで、ここまできたら、あとはお楽しみのキャブ取り外しですね。

思ったよりも緻密なキャブレターでした。

エンジンからキャブを取り外しにあたって、まずはアクセルワイヤーを外します。
その後、チョークと共締めされている2本のボルトを外せば、キャブを外すことができます。

キャブが外れれば、あとはバラバラにして清掃するだけですね。
キャブの清掃は、オートバイで何度も経験しています。
ですので、草刈り機のキャブであれば楽勝と思っていました。

ところが、意外と部品が小さく、かつ緻密で難儀します。
一番困ったのは、2つあるダイヤフラムが外れてこないことでした。
特にポンプダイヤフラムは、もう絶対に破けそうだったのでムリはしないことにします。
すこし欲求不満ですが、ダイヤフラムをつけたまま清掃ですね。

ムースタイプのキャブクリーナーをこれでもかと吹き付け、パーツクリーナーで洗い流します。
最後に、穴という穴をエアーで吹いて完了ですね。
これで、どれだけの効果があるのかは未知数ですが、なんとか直るようにと祈ります。

たぶん、直ったと思います。

キャブの清掃が終わったら、念のために排気側も確認します。
マフラーを外してみると、カーボンの詰まりなどはほとんどありませんでした。
一応、CRCを吹き付けて汚れを拭きとっておきます。

せっかくですので、先端のギアケースもメンテナンスします。
バラしてみると、ギアケースから漏れ出たグリスに泥や草が混ざってヘドロ状態でした。

ここは、ウェスとピンセットで汚れを取って、パーツクリーナーで仕上げていきます。
また、ギアケースの中にもパーツクリーナーを吹き込んで、古いグリースを除去しました。
そのあと、新しいグリスでグリスアップして組み立てて、満足のいく仕上がりになりました。

最後は、プラグのチェックです。
カブの車載工具を使ってプラグを取り外してみると、少々かぶり気味ながらも問題ないようです。
一応、ワイヤーブラシでカーボンを取って組み立てました。

ここまでくれば、あとは運命の始動確認です。
タンクに混合燃料を入れ、プライミングポンプをペコペコして燃料を送ります。
始動ワイヤーを引っ張ってエンジン始動、2〜3回目で始動には成功しました。

そこからアクセルを開けると、やはりストールです。
しかし、しばらくすると安定して全開運転できるようになりました。
なんとか復活できて一安心ですね。

状況的に、やはり原因はキャブレターの詰まりでしょう。
動作確認したら燃料を抜いて、ガス欠するまで全開運転したら冬眠準備は完了です。
これで、来シーズンもなんとか活躍してくれることを期待したいと思います。