仕事をやめると健康になる。

仕事をやめると健康になるというネット記事をみかけました。
何を今さらとも思うのですが、全力で働いている人にはわかりづらいトコロかもしれません。
ちなみに、私も今の仕事になってから健康になりました。
今回は、仕事と健康について、思うトコロを書いていきたいと思います。

仕事をすると、体に負担がかかります。

仕事をやめると健康になるというネット記事をみかけました。
何を今さらとも思うのですが、全力で働いている人にはわかりづらいトコロかもしれません。
もちろん、統計的な話なので誰にでも当てはまるワケではないとは思います。
ただ、個人的には仕事で健康が左右されることを実感しますね。

いまはセミリタイアのような生活を送る私も、サラリーマン時代は全力で働いていました。
常に複数のタスクを抱え、プレッシャーに苛まれる日々でしたね。
数日にわたり徹夜をしたり、夕方から数百キロ離れた得意先にクルマを飛ばすこともありました。
本当に無我夢中で、よくやっていたなと思いますね。

もちろん、そのような状況ですので、当時はあまり健康ではありません。
長年にわたり、健康診断の数値はすべてイエローからレッドでした。
ストレスからくる大食漢で、体重は常に増え続けていましたね。

ただ、渦中にいるときは、あまり体の不具合を感じることはなかったです。
たぶん、アドレナリンが出まくっていて麻痺していたのでしょう。
今にして思えば、なんとも恐ろしいコトだと思いますね。

健康を保つためには、余裕が必要です。

もちろん、今の仕事もまったくストレスがないワケではありません。
ただ、以前と比べれば1/10ぐらいに激減していますね。
そして、とても健康になったと思います。

まずは、家人から若返ったと言われました。
自覚はないのですが、表情もやわらかくなったようです。
逆に、現役時代は常にピリピリしていたようですね。

精神的に余裕が出たことで、健康管理ができるようになりました。
そして、ダイエットに成功です。
おかげで、各種数値も格段によくなりました。

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また、サラリーマン時代は大好きだったサウナも、いまはそれほど効能を感じません。
以前は、サウナの後の自律神経が整う感じが最高でしたが、いまはそれを感じないのです。
たぶん、ふだんから自律神経が落ち着いているのだと思いますね。

といことで、仕事をやめると健康になるは、十中八九間違いのないトコロでしょう。
現役のときに異変を感じないのは、仕事の高揚感からくる錯覚だと思いますね。
実際は身体が悲鳴を上げているワケで、長生きしたいのなら早々のリタイヤが有効です。
現実にリタイヤが難しくても、できるだけ楽な仕事に就くことが肝要ですね。

企業戦士というのは、本当に戦士です。

トヨタとパナソニックの社員は、リタイヤして5年以内に半数が亡くなる。
昔、そんな衝撃的な話を聞いたことがあります。
もちろん、公式な話ではないのですが、さもありなんという感じはしますね。
企業戦士というのは、本当に戦士なのだと思います。

また、ブルーカラーの平均寿命がホワイトカラーより短いのも有名な話でしょう。
結局のところ、ハードな労働は寿命を縮めるのですね。
これは、ひとつの真理といっても過言ではないと思います。

ところが、この国ではいまだに働くことが美化されすぎていますね。
そもそも、子どもに聞かせる昔話が、絶対的に働き者を持ち上げすぎています。
以前から思うのですが、まずはこの刷り込みをなんとかしてほしいですね。
もっと、ゆるく生きている人が成功する話があっても良いような気がします。

その点、キリスト教圏では労働は罰という考え方があるようですね。
なるほど、それも一理あるなと感じるトコロです。

もちろん、働き者が悪いワケではないのですが、何事にも限度があるというコトですね。
生きるための仕事で早死にしては、本末転倒も甚だしいです。
仕事をやめると健康になるについては、もっと世間に知らしめられるべきだと思いますね。

最近は、仕事で精神を病む人も増えています。
あらためて、狂ったように働ける人はごくごく一部ですからね。
そのような人たちに引っ張られることなく、自分を一番大切にしたいと思うばかりです。