万力購入記
長い間欲しいと思っていた万力を購入しました。
ナイスな万力をリーズナブルにゲットできて満足です。
きっかけは、ガレージの断捨離です。
長い間、万力が欲しいと思っていました。
これ、機械いじりするときの必須ツールですが、いままで持っていなかったのです。
たとえば、万力が欲しくなるのは溶接の場面です。
溶接がうまくいくかどうかは、ワークをきちんと固定できるかにかかっています。
そして、それを可能にするのは万力をおいて他にはないですね。
やすり掛けや小さい部品の穴あけのときにも重宝します。
また、これをプレス替わりにして、ちょっとした板金加工も可能になります。
小さなテーブルバイスは持っているのですが、これでは用が足せないですね。
ちなみに、実家には大きい万力があって、その便利さは骨身にしみてわかっていました。
ただ、値段もよさそうな感じですし、なかなか手を出せずにいたのです。
きっかけは、ガレージの断捨離です。
ずっと、ガレージの片隅で肥やしになっていた段ボール箱。
中には、900SS用のAELLAのバックステップが入っています。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2020/06/DSC02756-1024x768.jpg)
900SSを転倒させた時に、修復用でヤフオクで落としたバックステップです。
壊れたのは右側だけでしたので、左側は手つかずで残っていたのでした。
このステップ、なかなかの貴重品で、落札価格は6万円でした。
もう泣きながらの落札でした。
で、それだけ高価なら、片側だけでも売れるのではないかと思い取っておいたのです。
ただ、ヤフオクの出品って、写真を撮ったりと手続きが面倒なんですよね。
それですっかり無精していたのですが、今回重い腰を上げて出品しました。
右側使用不可のジャンク品、ノークレームノーリターンで、なんと1万円で売れました。
やはり、まだ需要はあったようです。
それでちょっと気をよくして、前から欲しかった万力を買うことにしたのでした。
マトモに買おうとすると、なかなか高額です。
まずは近所の工具店に行ってみました。
挟み幅が100mm、125mm、150mmと、ラインアップ3種です。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20200604_102553-1024x540.jpg)
サイズ的には、一番小さい100mmで十分ですね。
それにしても、なかなか良いお値段です。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20200604_102557.jpg)
税込み2万円アップでは、完全に予算オーバーですね。
ここで、ちょっと購買意欲が萎えてしまいました。
帰宅後、気を取り直してAmazonで探してみます。
そうしたところ、さすがはAmazon、100mm幅のモデルで数千円からです。
ただ、やっぱり中国製なんでしょうね。
中国製が悪いワケではないのですが、こればっかりはキチンとしたのが欲しいです。
作業によっては、ハンバーで叩いてしまう事も十分ありえる万力です。
どんなに手荒に扱ってもガタつきひとつ起こさないような頑丈さが必要です。
ということで、今度はヤフオクで中古を探してみました。
そうしたところ、いかにもタフな感じの中古万力がたくさん出品されていました。
お値段も、工具店の新品に比べればリーズナブルです。
でも、ヤフオクでも、結局はそれほど安くはないです。
機械工場で使い込まれた、百戦錬磨のような万力たち。
落札価格は、7~8.000円といったところです。
それに送料を加えると、1万円アップになってしまいます。
万力は重量物なので、それなりに送料もかかってしまうのですね。
そうこうしているウチに、Amazonで良さげなのをみつけてしまいました。
結局のところ、最初に戻ってAmazonでの購入と相成りました。
KIKAIYAのベンチバイス BB-100です。
詳細はこちらを参照してください。
税込み4,290円、もちろん送料は無料です。
決め手は、360°回転させるような余計な機能がついていないところです。
Amazonに出品されている他の万力には、ほとんどこの回転機能が付いています。
でも、ハンマーで叩くといった使い方をしたら破損しそうですね。
しかも、予期せぬところで万力が回転してしまって、逆に使いづらそうです。
そう考えると、この万力はシンプルな作りに好感が持てます。
レビューもおおむね良好なので、ポチらせていただきました。
ポチって2日目のお昼過ぎ、佐川急便の配達員がえっちらおっちら運んできました。
玄関で受け取って、さっそくセットアップです。
まずは、万力の台にしようと思っていたフライパン。
これまた長らくガレージの肥やしになっていたのですが、ようやく出番到来です。
まずは、サクッとドリルで穴を2つ開けます。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20200613_163033.jpg)
あとは手持ちのM6ボルト2本で締結です。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20200622_170957.jpg)
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20200622_171123-1024x634.jpg)
サイズ的にもバッチリ、とってもいい感じですね。
これなら持ち運び自由で、しかも安定して作業ができます。
ちなみに、Amazonには挟み部分の凸凹が気になるというレビューが何件か投稿されていました。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20200622_171101-1024x768.jpg)
確かに、なかなかの凸凹です。
レビューによれば、挟んだワークに傷かつくのでは?とのことでした。
ということで、実際にワークを挟んで確認しました。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20200622_171037-1024x768.jpg)
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2020/06/IMG_20200622_171047-1024x768.jpg)
思いっきり挟んでみましたが、傷や跡がつくということは皆無でした。
レビューは杞憂のようで一安心です。
ちなみに、取扱説明書を読むと、この万力はホビー用との事です。
機械工場のようなハードな現場では、使用しないでくださいとの事でした。
もちろん、私の用途は完全にホビーですから、全く問題ないですね。
今回もAmazonで、とても満足のいく買い物ができました。
万力があると、溶接ややすり掛け作業が、飛躍的にやりやすくなります。
その他にも、いろいろと使い道ありそうで、今からとても楽しみですね。
いずれにしてもこの万力、とてもお勧めな商品です。