ガンマのリアブレーキが直りました。
長らく実家で放置していたオートバイのレストアをしています。
オートバイはスズキのRGV250ガンマ、学生のときに手に入れた36年前のモデルです。
前回までで、固着したリアブレーキの取りはずしと分解を行いました。
今回は、きれいに直したブレーキを車体に取りつけます。
この前記事は、こちら。
固着が直ったリアブレーキを組み立てます。
ということで、昔のBike雑誌にうつつを抜かしながらも、ガンマのレストアは続いています。
前回は、固着したリアブレーキの取りはずしと分解を行いました。
もちろん、取りはずして分解した部品は、すべて洗浄してピカピカに磨き上げています。
今回は、きれいにした部品でリアブレーキを組み立てて、車体に取りつけます。
まず最初に、マスターシリンダーのピストンに薄くフルードを塗ってシリンダーに挿入します。
ピストンと摺動するアームには、薄くグリスを塗っておきました。
あとはマスタータンクを取りつけて、マスターシリンダーの組み立ては完了です。
次はキャリパーの組み立てですが、フロントと比べて部品もすくなく楽勝ですね。
まずは、ピストンにフルードを薄く塗ってキャリパーに組み込みます。
新しいブレーキパッドに交換するので、ピストンは目いっぱい挿入しました。
新しいパッドは、デイトナの赤パッドです。
パッドの赤い色彩がまぶしいですね。
なかなか時間が取れないサンデーメカニック、作業はいったんここで終了です。
翌週、また隙間時間をみつけて、ブレーキを本体に取りつけていきます。
意外とスムーズに、リアブレーキが直りました。
ブレーキユニットを組み立てた翌週、いよいよ本体にブレーキを取りつけます。
まずは、取りつけ部分の汚れを、ステップなどを外しているこのタイミングで落としていきます。
このあたり、やり始めたらキリがありませんが、自己満足優先ですね。
ある程度、本体の汚れが取れたところで、ブレーキペダルにマスターシリンダーを取りつけます。
当初、ここは脱着を容易にするために、ネジ止めに変えようとも思いました。
しかし、ブレーキ周りは安全最優先というコトで、従来のピン式を踏襲します。
ピンは近所のホダカで、Φ2×15の新品を、1個8円で購入しました。
取りはずしたときと違い、新品のピンなのでサクッと取りつけできました。
割ピンを使うのは初めてですが、いい感じで締結できたと思います。
マスターシリンダーを取りつけたら、次はキャリパーです。
まずは、この機会にアクスルシャフトを抜いてグリスアップしました。
真っ黒だった右側のスペーサーも磨き上げて、キャリパーを組み込みます。
チェーンを調整して、アクスルシャフトを既定のトルクで締め込みました。
あとは、ブレーキホースを取りつけてフルードを入れれば完成です。
ブレーキ修理は、延長戦が確定しました。
もちろん、ブレーキホースはメッシュに換装します。
養生用のチューブは、900SSについてたモノを流用しました。
まずは、マスターシリンダー側を取りつけます。
このマスターシリンダーにはホースの回転止めがついているので、締結が楽でした。
キャリパー側も、しっかり締結します。
すこし長めのメッシュホースをなんとか取り回したら、フルードを入れてエア抜きですね。
今回は、フロントのときと違ってウルトラスムーズに、約30分ほどで完了しました。
紆余曲折ありましたが、なんとか3月末までブレーキを直すことができて一安心です。
これで、4月からはエンジン周りの修復に取りかかることができますね。
と、思ったのもつかの間、やはり物事は希望通りに進んでくれません。
二週間前に組み上げたフロントキャリパーに、フルードのにじみを見つけました。
最初はこの現実を受け入れることができず、バンジョーとブリーダーボルトを疑いました。
ところが、どうみても問題はそこではないようです。
意を決してキャリパーを取りはずしてみると、ピストンシールから漏れていました。
フロントのエア抜きに時間がかかったのも、これが原因でしょうね。
ということで、今回のブレーキ修理は延長戦が確定しました。
ガンマのレストアは、まだまだ続きます。
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