夏Bike第二弾は、愛染峠リベンジです。

夏になったら、やはりオートバイです。
前回も、実家の用事にかこつけて夏Bikeを堪能しました。
今回は、今年の夏Bikeメインディッシュとなる愛染峠リベンジです。
そして、その前哨戦で、息子のカブを福島から引き揚げてきました。

前哨戦で、福島の息子カブを引き揚げてきました。

今年の夏休みは、すこし早めの9日からでした。
この日は、お寺の行事にかこつけて、カブで実家までの夏走りを楽しんでいます。
そして、その翌日は、大学生の息子を引き揚げに福島です。
そのついでに、調子がいまひとつという息子のカブも引き揚げてきました。


確かに、アイドリングがいまひとつ安定しない感じです。
プラグを確認すると、混合気が薄すぎるようで真っ白でした。
ただ、アクセルを開ければ問題がないので、スロー系の不具合と思われます。

引き揚げた翌1日にキャブレターを分解してみると、やはりスローが詰まっていました。
このBike、なかなか落ち着きませんね。
とはいえ、故障内容は想定の範囲内に収まるようになりました。
これはこれで、すこしずつ改善していると考えることにします。

そして、Bikeが不調だったとはいえ、やはり福島からの走りは気持ちよかったですね。
田園風景の中を、夏の西日を浴びながらの走りはカ・イ・カ・ン以外の何物でもありません。
今年は、夏Bikeを楽しめる機会が多くて、幸せなばかりです。

朝日町側から、愛染峠にアタックしました。

福島から息子とカブを引き揚げて、そこからしばらくはお盆の行事が続きました。
14日に地元のお墓参りを済ませて、ようやくお盆のミッションをコンプリートです。
この日は午前中に用事が終わり夕方まではフリータイム、微妙だった天気も持ち直しました。
もちろん、このワンチャンスを逃す手はありませんね。

高校野球を見続ける家人に断りを入れて、ガレージからカブを引っ張り出します。
そして、今夏のテーマである愛染峠リベンジをキメるために、西に向けて走るのでした。

いつもの通り、県道49から作谷沢、そこから県道18で朝日町に抜けます。
朝日町で最上川を渡り、あとは県道289で朝日鉱泉ですね。
朝日川沿いのガレガレな山道を登り、ナチュラリストの家を抜けて愛染峠を目指します。
さて、どこまでいけるのかと思ったら、ナチュラリストの家から100mほどで通行止めでした。

通行止めのゲートを突破してみますが、その先、数十mでこの有様です。
もはや、道路が消えかけていて、廃道と言い切れるレベルでしょう。
もちろん、前回の教訓から、これ以上踏み込むことはしませんでした。

結局のトコロ、愛染峠の朝日町側は通行不能なのでした。
リベンジとはいいつつ、実際はこのことを確認したかっただけので、すごく満足です。
これで、昨秋からのモヤモヤが解消されて、とてもスッキリしました。
思いの外あっさりと目的が達成できたトコロで、ナチュラリストの家まで戻ります。

コーヒー飲みながら一息つきます。
窓からみえる、夏の緑がまぶしかったですね。

前回は登山者でごったがえしていたナチュラリストの家も、今回は閑散としていました。
折からの台風による悪天候予報で、山登りをする人がほとんどいないのでしょう。
会計のときに、オーナーと話をしましたが、やはり、愛染峠は廃道状態のようです。

数年前までは通行できたとのコトですが、一昨年の大雨で崖が崩れてしまったようですね。
修復する気配もなく、このまま廃道でしょうとの由、秋は紅葉がとてもきれいだったそうです。
非常に残念ではありますが、仕方のないことかもしれませんね。

ちなみに、私のように白鷹側から入ってスタックするオフローダーが結構いるそうです。
Bikeを捨てて歩いて降りてきた人を、ふもとの町まで送り届けたこともあるようでした。
まずは、同好の士がいることに苦笑いですね。
そして、あのときあの場所で脱出できたのは、本当にラッキーだったのだと痛感しました。

帰り道は、温泉を満喫しました。

ナチュラリストの家を15時前に出て、元来た道を県道289まで戻ります。
そこから古寺キャンプ場に向けて北上、県道27を右折して、大江町から帰路につきました。
尾根沿いの県道がまた、ザ・夏の雰囲気で最高でしたね。

そして、次なる目的地は柳川温泉です。
ここは、前に来たときに通り過ぎてしまって、入りそびれたのでした。
看板が大江町方面側に向いているので、大井沢側からくると見落としやすいのです。

今回は、スマホで慎重に確認しながら走り、ようやくアクセスすることができました。
入浴券をかって、さっそく地元のおじいちゃん達に混ざって入浴します。
露天風呂はアブがブンブンでしたが、お湯はとてもよかったですね。
カブで夏走りした体に、温泉がほどよく染み入りました。

温泉を堪能したら、あとは自宅に向けて走るだけですね。
夏の夕暮れの中、県道27を東進し大江町からR458、中山町から県道24、277で天童に抜けます。
途中、よい感じのお菓子屋さんを見つけたので、家人にお土産を購入しました。

天童からは、お気に入りの県道22で自宅のある街に向かいます。
この昭和感溢れるR13の旧道がまた、たまらない雰囲気ですね。

まだまだ暑いですが、夕方の空は立秋をすぎた感じです。

17時過ぎに無事帰宅、125km、4時間ほどの走りでした。

あらためて、夏のオートバイは最高だと、今回の走りで再認識しましたね。
オートバイに乗るのに最適な季節ではないのかもしれませんが、情感は一番だと思います。
しかも、半袖半ズボン半キャップで走れるカブですと、それをより濃厚に感じられますね。

目に映る情景、肌に感じる温度と湿度、そしてあの草いきれの匂い。
灼熱からの高揚感と、生命が燃え盛るギラついた感じ。
そして夕刻ともなれば、お祭りの後のような物寂しさと焦燥感に包まれますね。
やはり、どの場面を切り取っても、夏は素敵です。

今年は、たくさんの夏Bikeが堪能できて幸せでした。
この走りでもって、今回の夏休みは終わりです。
そして、あともう一回ぐらい、夏の走りを楽しみたいと思っています。