900SSで恐山日帰りツーリング その1

900SSで、恐山まで日帰りツーリングしてきました。
ずっとやってみたかった、一日1000kmの走りができて満足です。
そして、恐山は思っていた以上に雰囲気のあるところでしたね。
それでは、そんな弾丸ツーリングのレポートを書いてみたいと思います。

一日で1000km走るのが、昔からの夢でした。

中学生のときに月刊オートバイで、CB1100RとGSX1100カタナの比較記事を読みました。
そこには、欧州では高速を使って一日1000kmぐらい走るのが当たり前と書いてありました。
CBやカタナ、あるいはBMWのような欧州車は、それを前提に造られているとのことです。

当時の私に一日1000kmの距離感はまったくわかりませんでした。
しかし、一日1000kmのフレーズは憧憬のひとつとして脳裏に刻まれたのでした。

さて、恐山です。
下北に、霊媒師のおばあちゃんがいるオカルトな地があることは年少の頃より知ってはいました。
ただ、これまでは興味がなかったというか、縁がなかった恐山です。

そもそも、長らくBikeに乗っていて下北に行こうという話になったことがありません。
一度だけ、学生時分に弘前大の友人のところにガンマで行ったときに誘われたことがあります。
あの時は、朝の5時に米沢から走り続けて、弘前に着いたのが昼過ぎでした。
初めてのBikeでの遠出でヘロヘロで、下北は勘弁と五所川原で許してもらったのでした。

次に下北の話を聞いたのは就職してすぐの頃、Bike好きな先輩の武勇伝です。
先輩は下北にソロツーリングしたそうですが、そこは電信柱しかない一本道だったとのこと。
途中、ガソリンスタンドがなくて、ガス欠の恐怖と戦いながら走り続けたのだそうです。
そんな話を笑いながら聞きましたが、行ってみたいという気持ちにはなりませんでした。

そんな下北転換点は、昨年観たブラタモリの恐山編です。
あれを観て、急に行ってみたいという衝動に囚われてしまったのでした。

Googleマップで確認してみると、自宅からは最短ルートで480kmです。
ディズニーランドより遠いとはいえ、高速を使えばなんとか日帰りで行って来れそうです。

これをコンプリートすれば、憧憬だった一日1000kmを達成できるかもしれません。
ひさしぶりに、真夏の高速をドドドーンと走るのも気持ちよさそうです。
こうなると、期待に胸は膨らむばかりですね。

灼熱の8月初旬に決行しました。

ということで、決行日は8月初旬の金曜日にしました。
この日は配偶者が食事会で帰宅時刻は20〜21時、ですので19時過ぎまで走ることが可能です。
すこし心配だった青森地方の天気も、前日の予報では終日晴れでもう完璧ですね。

当日は、夏休みですこし遅めな出勤の配偶者を朝の8時に見送ります。
その後、すぐに900SSをガレージから引っ張り出して出撃の準備ですね。
今回はジャケットもおニューということで、玄関先で記念写真を撮りました。

奥只見に行ったときの教訓で、革パンツの下にはタオルを入れます。
これで、お尻がすり切れることもないでしょう。
もちろん、お約束の出発前メーター写真も忘れずにです。

ということで準備は万端、予定通りに8時半過ぎに自宅を出発することができました。
しかし、目的地が恐山だからなのか、ここからいろいろとトラブルが頻発するのでした。

次々とトラブルが発生します。

まずは、いつものガソリンスタンドで、スマホの割引アプリが起動できません。
スマホのデータ通信がオフになっていたのが原因ですが、なぜオフになったのかは謎です。
原因究明に手間取り、たかが給油に10分以上もかかってしまいました。

そして、エンジンに火を入れたところ、今度はプラグがカブリ気味です。
奥只見から帰ってきてプラグをチェックした時は問題がなかったのに、どうしたのでしょう。
だましだまし走らせてはみましたが、ミスファイヤーが連発して話になりません。
最寄りのICから高速に上がる前に、プラグ交換です。

プラグを交換して900SSの調子はよくなりましたが、この時点で8:50でした。
この時間的ロスは痛いと思いながら高速を東進、そして村田JCTから青森方面に向かいます。
意外と混んでいる平日朝の東北道を、900SSをいたわる速度で北上するのでした。

それでも、岩手に入ったあたりから、ようやく調子が出てきました。
新しいクシタニのジャケットも、なかなかいい感じです。

ただ、このジャケット、思ったよりも暑いですね。
たぶん、立派な脊髄パッドが入っているので風通しが悪いのでしょう。
また、この日の気温は37〜38℃ですから、冷却が追い付かなかったのかもしれません。

当初は、紫波SAで最初の給油と思っていました。
しかし、給油ランプが点かないので、もうひとつ先の岩手山SAまで走ることにします。
燃費もよくて気分も上々ですね。

ここでふと右下をみると、ETCの電源ランプが消えていました。
どこかが断線したのか、もしくはこの暑さでETCがやられてしまったようです。
それまでの快適な走りから一転、不安を抱えながら岩手山SAに滑り込みました。

給油を終えたところで、まずは配線をチェックします。
怪しいのは、本体から電源を分離しているトコロのようですね。
スタンドの人に頼んでニッパーを借り、あとは結束バンドを分けてもらいました。
そして、分岐部分をバラシて再接続したところ、何事もなかったように復帰して一安心です。

しかし、割引アプリからプラグカブリ、そしてETCの不調と想定外にトラブルが続きました。
やはり、これは恐山に向かう者の試練なのかもしれません。

と、そんな邪推で自分を慰めつつ時計を見ると、この時点で11:17です。
予定では青森入りしている時刻ですが、ずいぶんと押していますね。
まずはトラブル解消したところで気を取り直し、再び東北道を北上するのでした。

900SSで恐山日帰りツーリング その2 につづく。