900SSで恐山日帰りツーリング その2

900SSで、恐山まで日帰りツーリングしてきました。
ずっとやってみたかった、一日1000kmの走りができて満足です。
そして、恐山は思っていた以上に雰囲気のあるところでしたね。
そんなツーレポの第二弾は、岩手山SAから恐山到着までの顛末になります。

900SSで恐山日帰りツーリング その1 はこちら

第二みちのく道は、ETCに対応していませんでした。

岩手山SAから10分少々で、安代JCTに到着しました。
今回は、Googleマップが示してくれた最短ルート通りに直進して八戸道に進みます。

八戸道はカーブとアップダウンの多い、制限速度が常時80km/hの高速道路ですね。
ここは、まだ一回しかコンプリートしたことがありません。
ほぼ山岳地帯のためか、東北道と比べてすこし陰鬱としたトコロです。
閑散とした八戸道をひた走り、安代JCTから30分ほどで八戸JCTに到着しました。

以前来たときは、第二みちのく道と三陸道につながるこのJCTはありませんでした。
八戸に来ること自体が、もう何年ぶりなのでしょう。
そして、お初の第二みちのく道を使って、三沢、東北町と北上を続けます。

しばらく第二みちのく道を進むと、料金所が混雑していました。
ETCをしくじったクルマがいるのかと思ったら、ETCに対応していない料金所なのでした。

この料金所は、ETC以前にクレカも使えないようです。
もちろん、ETCで入ってきたクルマはETCカードを取り出しての清算ですね。
そのため、交通量が多いワケでもないのに渋滞しているのでした。

まずは、このご時世にETCやクレカに非対応の青森道路公社に驚きましたね。
それでも、私のBike用ETCは一体型で、手元でカードがすぐに取り出せるからよかったです。
これがセパレート型でシート下にカードが入るタイプだったら、もう大変ですね。

しかも料金所のおじいちゃん、清算終わったら早くBikeを出すようにとせっついてきます。
気持ちはわからなくはないですが、ここはマジメに鬼門ですね。
Bikeで利用する人は、本当に気を付けたほうが良いと思います。

予定より1時間遅れで、野辺地に到着しました。

この料金所を抜けるのに、10分少々を要しました。
第二みちのく道を終点の七戸北ICまで走って、そこからR4で野辺地方面に向かいます。
野辺地から下北道に入れたのが、12:46でした。

時間があればR279の旧道で、先輩がカス欠しそうになった一本道を堪能したいところですが、今回は断念ですね。下北道に入ってやっと恐山の標識が出てきましたが、何と71kmとのことです。

このペースでは、恐山到着は15時をすぎてしまうかもしれません。
下北道に入って15分ほどで終点の横浜吹越ICに到着、そこからは一般国道のR279を北上します。

このR279、先輩に聞いた話では電信柱しかない一本道とのことでした。
しかも、電柱にあるのがトランスだと思ったら大型の猿だったらしいです。
とにかく殺伐とした、この世の果てのようなトコロとの話でしたね。
ところが実際に走ってみると、普通にスタンドやコンビニもある快適な幹線道路でした。

下北半島は初めて走りましたが、山岳が続く津軽半島と違って平らで走りやすいですね。
途中、陸奥湾が綺麗に見えるトコロもあり感動です。

そして、下北半島は最果て感がかなりありますね。
雰囲気的には、北海道の紋別、サロマ湖、オホーツク沿岸に近い感じです。
もうすこしアクセスが良かったら、人気の観光スポットになると思いますね。

自宅を出発してから5時間で、恐山に到着しました。

野辺地から小一時間ほどで、むつ市に到着しました。
標識によれば、恐山まではあと17kmです。
岩手山SAから213km、ここは恐山攻略前に給油をしたほうが安心ですね。

むつ市内のガソリンスタンドで、給油がてら恐山まであとどのぐらいか聞いてみました。
そしたら青森訛りが強いスタンドのおじさん、「Bikeならすぐだべ〜」とのことです。
あのスタンドのおじさんも、Bike乗りなのでしょうか。
ここであの有名な漫画のセリフを耳にするとは思いもしませんでした。

むつ市内からは標識に従い、恐山に向けて県道4号を上っていきます。
県道4号は一般的なワインディングで、展望台との分岐を過ぎると道は下りになります。
そして、ここから霊界といった感じのゲートが現れるのでした。

霊界ゲートを抜けると数分で突然道が開け、恐山の宇曽利湖湖畔に到着です。

自宅から493km、5時間ちょっとで恐山にたどり着くことができました。
いろいろとトラブルはありましたが、結局は予想した時間に着くモノですね。
そしてこの恐山エリアが、思ってた以上に強烈なのでした。

900SSで恐山日帰りツーリング その3 につづく