愛染峠にいってきました。前編
朝日鉱泉と白鷹町を結ぶ、愛染峠にいってきました。
先日、朝日鉱泉にいったときから気になっていた峠です。
今回は白鷹町側からアタックしましたが、想定外に大冒険の走りになりました。
それでは、その一部始終をご案内したいと思います。
年内にアタックすることができました。
朝日鉱泉と白鷹町を結ぶ、愛染峠に行ってきました。
先日、朝日鉱泉にいったときから気になっていた峠です。
今回は、白鷹町側からアタックしました。
その日は、すこし朝寝坊をして起きたのは9時近くでした。
配偶者は、これまた前日の飲み会で二日酔い気味です。
彼女のリクエストで卵がゆを作り、二人で遅めの朝食を取りました。
その後、掃除と犬の散歩をすませて、時計の針は11時です。
二日酔いの配偶者は、自宅で大人しくしているとのこと。
それではちょっと走ってくるからと、ガレージからカブを引っ張り出します。
休日のワンチャンス、以前から狙っていた愛染峠にアタックですね。
ガソリンはほぼ満タンでしたが、万全を期すために0.58ほどを給油しました。
そして、R286、R348と市内を西進し、県道17号で白鷹町に抜けます。
道中は、もう完全に秋の風情ですね。
白鷹町の中山からR287にでて、すぐに橋を渡って県道9号を南下します。
最上川も、すっかり秋の雰囲気でした。
わかりづらいと思った入り口もすぐにみつかりました。
愛染峠には、白鷹町の深山という集落から入ります。
スマホでGoogleマップとにらめっこしながら慎重にカブを走らせて、入口を発見しました。
入り口には、ネットでリサーチしたときと同じ石碑があります。
「おおっ、古文書の通りだ」と、気分はラピュタのラスカですね。
入り口には全面通行止めの看板がありますが、これは想定の範囲内ですね。
看板に掲げられた地図を見ると、ここから3.5kmの地点で工事をしているようです。
懸念された朝日鉱泉側には、特に通行止めはないようですね。
まずは行くだけ行ってみて、ダメなときは引き返すことにしました。
やわらかい秋の日差しの中、峠に向かって山道を進みます。
3.5kmほど走ると、たしかに路肩工事で通行止めです。
でも、カブなら余裕で通れるので、ここは自己責任で突破ですね。
その後も、ぽっくらぽっくらと山道を走っていきます。
山道は一部ぬかるんで、時おりフロントが取られますが問題ありません。
やわらかい秋の日差しのなか、気持ちのよい走りが続きます。
思った通り、ここはミニ奥只見ですね。
山の地形に沿って、道がのこぎり状につづいています。
しばらく進むと下り坂に、ここも奥只見と同じで想定の範囲内ですね。
下りきったところが沢で、橋を渡るところも奥只見と同じでした。
Googleマップで確認すると、ここが白鷹側の中間点のようですね。
ゴールの朝日鉱泉までは残り2/3、山道に入って30分ぐらいですから予定通りのペースです。
それにしてもこの山道、スケール的には小さいながら秘境感は奥只見の上をいっていますね。
橋を渡って急峻な山道を登ること30分、舗装路がみえてきました。
ネット情報によれば、舗装路が現れれば峠はもうすぐとのことです。
ところが、ここで気が抜けたのか痛恨の転倒を喫してしまいました。
右足がアイリス箱に挟まって、ちょっとバタバタです。
それでも、挟まった右足は軽く擦りむいてもいない程度でした。
打った右ひざがすこし痛みますが、大事に至らなくて一安心です。
もちろん、カブは傷一つつかず、走りには問題ありません。
山道の入り口から一時間ほどで、愛染峠に到着しました。
峠に立つ石碑も、ネットで見た通りです。
この時点で、時計の針は14時前です。
ネット情報によれば、ここから先は舗装路のようですね。
目的地の朝日鉱泉までは距離的に残り1/3ぐらいですので、20分もあれば到達できるでしょう。
また、ナチュラリストの家でコーヒーを飲むのも楽しいかもしれません。
ということで、ここまでは本当にパーフェクトな走りでした。
しかし、ここから先が大番狂わせだったのです。
愛染峠にいってきました。 後編 に続く。