ブログ模様替え

今回のシルバーウィークは小雨続きの三連休であった。ツーリングや芋煮会を企画していた方には残念な連休であったと思うが、多忙の折、何の予定もなく休みに突入したWebiker家としては、どこかに出かけてやろうという気も失せて、逆にのんびりと過ごせるよい連休となっている。こんな天気の悪い休日も悪くない。本日も朝から配偶者と、パラリンピックの閉会式を眺めながらまったりと過ごしている。

こんなインドアの日は、ネット遊びである。リビングにメインマシンのノートPCを持ち込んで、あれやこれやとブログのカスタマイズを試している。今月初めに立ち上げたこのブログサイト、記事の数も増えてきて、そろそろトップページを何とかしなければならない状態だ。

ブログ開設から本日まで、WordPressはほぼ初期設定のままである。最初はテーマぐらい替えようと思っていたのだが、デフォルトテーマのTwenty Sixteen が意外にシンプルで使いやすく、私のデザインポリシーにも合致していたため、そのまま使ってるのだ。ただ、記事が増えてくると、デフォルトのトップページ設定では流石に体裁が良くない。なので、休日の小一時間でシンプルな投稿一覧のあるトップページを新設する事とした。ところが、簡単に終わらせようと思い取り組んでみると、これがなかなか一筋縄でいかず苦笑いである。最初はテーマの変更で対処しようとしたのだが、これといったテーマが見つからないのだ。テーマの追加画面を眺めて、Codilight Lite というテーマが使えそうとインストールしてみたモノの、アイキャッチ画像が必須の仕様で導入を断念。アイキャッチ画像が入ると、どうしても画面が煩くなる。基本的には、文章を全面に見せるシンプルなデザインでいきたいのた。

その他にも数々のテーマを試してみるが結局はしっくりとくるモノがなく、テーマ変更での対応は断念。おもむろにブラウザのタグを切り替え、投稿一覧付きの固定ページでネット検索してみると、今度はテンプレートの追加にカスタマイズに、あるいはオリジナルPHPファイルの作成と、投稿一覧ページ作成のためのメソッドが百花繚乱だ。それにしても、WordPress に関連するネット情報は、自宅サーバーレベルにマニアックなモノが多い。やはり、自前でWordpressをする方はマニアックなのだろう。それはそうだ。ブログをしたければ、何も考えず既存のサービスを使うのが一番手っ取り早いのだから。それを、わざわざWordPressを使うとは酔狂な事である。まぁ、私も他人の事を言えた義理はない。(笑)

それで、その端末の画面に表示された百花繚乱メソッドを眺める事30分、これらのやり方はどうみても5分10分でできる内容ではない。明らかに、最低限のPHP及び、WordPressの知識がなければ対応できそうにないのだ。それでも、独身時代のように自分の時間が有り余っている頃なら暇つぶしに挑戦してみるという事もあるのだろうが、小雨降るシルバーウィーク最終日の小一時間だけではとても無理である。それに、この手の作業をした時は必ず備忘録を作っておかないと、何かあって再セットアップの時、途方に暮れてしまう。そして、この備忘録作りが、実に骨が折れるのである。という事で、このカスタマイズ路線も断念。というか、そもそも私はデフォルト仕様主義者なのだ。例えばWindowsもAndroidも、できるだけ初期仕様で使うようにしている。色々試してみても、結局は初期仕様が一番安定しているし使いやすかったりするのだ。これは、私の長年の経験から得た拘りなのである。

という事で、2時間ほど紆余曲折、投稿一覧対応はサクッとプラグインで対応する事にした。まぁ、取りあえずはこれでいいだろう。

結局のところ、メモ帳でHTMLタグを書いていた時代からWordPressの現在まで、WebPage作成のポイントは変わらないと思う。WebPage作りで一番大切で手間がかかるのはコンテンツとデザインの作り込み、そしてHTMLしろWordPressにしろデザインの苦労は同じという事のようだ。やればやるほど混迷の渦に飲み込まれ、そして結局は最初の仕様に戻ってしまったりする。これについてはある意味、色々な事が簡単に試せるWordPressの方が質が悪いかもしれないとまで思う。であれば、最初から色々と浮気などしない方が疲れない。そういえば、HTMLタグ仕様も装飾系のタグやCSSなどを一切使わず、Hタグのみで箇条書きにしたシンプルなページが一番良かったりするモノだ。実際に、最初に作った自作サーバー備忘録はシンプルHTMLで、それだと更新作業もWikiやWordPress並みに簡単だっだりする。そもそもの論文の発表共有用というHTMLの本来の目的からすれば、それが一番理にかなった使い方なのだろう。となると、ネット黎明期からのWebPage作成技術の進化は何だったのだろうとも思ってしまうのだが。(笑)結局のところは何事も、あまりいじらず追加せず、シンプルに使うのがベストなのだと再認識する小雨の休日なのである。