フリーランス的なお仕事あれこれ

フリーランス人口が1500万人を超えたと言われるこの頃です。
やはり、その自由なところに憧れてフリーランスを目指す人が増えているのでしょう。
でも、正攻法のフリーランスだけがフリーランスではありません。
今回は、その辺りのことを個人事業主歴4年の私の視点で書いてみたいと思います。

個人事業主あれこれです。

フリーランス人口が1500万人を超えたそうです。
私も似たような立場に立って、はや4年ですね。
4年前は約600万人と言われていましたから、すごい勢いで増えていると思います。

ちなみに、フリーランスというのは自身の技量で複数の企業から業務を請け負う形態です。
それに対して、私の場合はある企業と業務受託契約をして働いている人になりますね。
ですので、厳密にはフリーランスとは呼べないと思います。

ただ、実質的な部分ではフリーランスと同じですね。
それは、自分の裁量で仕事ができるということ。
そして、ここに憧れてフリーランスを目指す人は多いのではないかと思います。

でも、だからといって正攻法的にフリーランスを目指しても、なかなか難しいでしょう。
それでは、どのようにしたらフリーランス的な恩恵を受けられるか考えてみたいと思います。

正攻法フリーランスはハードルが高いです。

まずは、正攻法のフリーランスです。
具体的にはWebエンジニアやライティング、あるいはコンサルといった分野ですね。
フリーランスといえば、まずはこれって感じだと思います。

この分野のメリットは、自由度がとても高いところですね。
仕事をする時間はもちろん、場所も自由に選ぶことができます。
もし、ノマドをやりたいのなら、これ一択になるでしょう。

ただ、自由度が高い分、成功率と安定度が低いところがデメリットですね。
私もすこしライティングをかじりましたが、ここは痛感しました。
誰でも、そうかんたんに稼げる分野ではないと思います。

たとえば、Web系なら企業のWebPageをゼロスクラッチで作れるスキルが必要でしょう。
すこしコードが書けるレベルで成功できる商売ではないと思いますね。
ましてや、何もわからない状態で挑戦するのは、あまりにも無謀すぎます。

最低でも、Web制作会社で数年は修業を積み人脈を作ってからだと思います。
同じことは、ライティングやコンサルの分野でもいえるでしょう。

また、安定度もとても低いと思います。
SNSなどをみていても、長く続けている人はあまりいない感じですね。
数年で違う仕事に移ったり、サラリーマンに戻る人も多いように思います。

結局、こちらは副業・副収入、または次へのつなぎとしての仕事なのかもしれないですね。
これ一本で家庭を養っていくとかは、正直私には無理です。
もし、すこしでも不安を感じる人は、別の分野を考えたほうがいいと思います。

最強なのは自営業だと思います。

次は、自営業の分野ですね。
まずは、資格を活かした仕事、あとは小売業です。

具体的には医師や歯科医、弁護士などの士業、そして床屋さんにパーマ屋さんですね。
小売りですと代表格はコンビニの店長、あとは家業でしょうか。
ここは、フリーランス的なお仕事としては最強だと思います。

メリットは、なんといってもその安定性です。社会的地位も抜群ですね。
さすがにノマドは無理ですが、サラリーマンよりも自由度ははるかに高いです。
なんといっても転勤のリスクがありませんし、在宅での業務も可能でしょう。

デメリットは、資金と時間の面で初期投資がかかるところですね。
たとえば、医師などはすぐに資格が取れるわけではありませんから。
店舗などを構えるにしても、数千万からの資金が必要になると思います。

ということで、こちらはこれからの人向けの分野でしょう。
30歳前ならば、チャレンジする価値は十分にあると思いますね。
また、現在中高生で将来サラリーマンは嫌だという人は、ぜひ考えてみるべきでしょう。

意外とコスパが良いのが業務受託型です。

そして、資金もスキルも資格もない人向けなのが、業務受託型の働き方です。
具体的には、コールセンターのオペレータや宅配ですね。
もちろん、私もこの分野に属しています。

メリットは、初期投資がすくなく、かつそこそこ安定しているところですね。
仕事は契約先から落ちてきますので、基本的に営業は不要です。

初期投資については、私の場合は数千円のヘッドセットをひとつ準備しただけ。
あとはひと月ちょっとの研修でデビューできましたから、コスパは高いと思います。
50歳をすぎてもチャレンジできるところも嬉しいですね。

もちろん、フリーランス的な恩恵はバッチリです。
稼ぎたいときに稼ぎたいだけ稼げて、いつでも自己責任で休むことができますからね。
私の場合は在宅ですし、この点についてはもう完璧です。

そしてデメリットについては、これはもう契約先次第でしょうか?
ぶっちゃけ、とんでもない契約してしまうと、とんでもないことになりますからね。
この分野で成功するかしないかは、契約先次第といっても過言ではないでしょう。

これについては、とことん情報を集めるしかないと思います。
私の場合は、一年近くかけて今の仕事を見つけました。
もちろん、最終的には契約書を精読して、十分に納得してから契約ですね。

そして、そこさえうまくいけば、たぶんこれが一番コスパの良い方法になると思います。
フリーランス的な生き方を模索している人の参考になれば幸いです。