南会津の和泉屋旅館を予約しました。

今年も、恒例の桐生ツーリングの季節になりました。
今回は、すこし余裕を取って2泊3日の旅程です。
そして、2泊目は南会津の旅館に泊まることにしました。
その南会津の旅館、予約の時点からとても刺激的で期待値マックスです。

2泊3日の旅程を組みました。

今年も、恒例の桐生ツーリングの季節になりました。
一昨年までは900SSで日帰りでしたが、昨年はじめてカブでキャンプ形式で敢行しました。

山形から桐生までは、会津西街道経由で約300km弱です。
朝から晩まで走り続ければカブでも走り切れることは、昨年の走りでわかりました。

しかし、これでは現地滞在時間がどうしても短くなってしまいます。
昨年は、仲間との歓談もそこそこにとんぼ返りの体でした。
ということで、今年はもうすこし余裕が欲しく、2泊3日の旅程を組んだのでした。

さて、1泊目はキャンプと決まっていますが、問題は2泊目をどうするかです。
山王峠で野宿というのもアリですが、今回はひさしぶりにひとり宿泊を楽しむことにしました。

若いころは、1泊2食付き5,000円の民宿を利用しながら一人旅をしたものです。
それも予約も取らず、現地の観光案内所で紹介してもらうスタイルで。
もう行き当たりばったりで、自由奔放なオートバイ旅でした。

また、激安のビジネスホテルに泊まり、晩御飯は地元の居酒屋もよくあるパターンでしたね。
ホテルのフロントでお勧めの居酒屋をきくとまずハズレはなく、大いに楽しめたモノでした。

ところが結婚してからの家族旅行は、普通のホテルや旅館ばかりです。
もちろん事前にきちんと予約も入れて、まぁそれはそれで悪くはないのですが。
ここにきて、再び若かったころのスタイルで旅をしてみたくなったのでした。

会津田島の和泉屋旅館をチョイスしました。

それで、桐生までの旅程中には、ぜひ泊まってみたい宿があります
それが、こちらですね。

会津田島の和泉屋旅館さんです。
こちら、昨年の桐生ツーリングでみつけました。
みつけた瞬間から、ビビッときた感じの旅館なのでした。

まずはこの旅館、そのレトロな佇まいが圧巻ですね。
いかにも南会津といった雰囲気で、もうこれだけでテンションが上がります。
ネットで調べると、かつてはGHQの宿場でもあったようで格式も高いようですね。

会津田島は旅程のちょうど中間点ですので、位置的にもナイスです。
ということで、2泊目はこの旅館で南会津の夜を堪能することにしました。

予約の時点で衝撃的でした。

そうと決まれば、まずは宿泊の予約ですね。
ネットでの予約などはないみたいですので、直接宿にTELします。
そうしたところ、「もしもし〜」とフレンドリーな年配女性の声が電話口にでました。

私:「あの〜、宿泊の予約をしたいのですが。」
旅:「はいはい〜、いつですか?」
す:「〇月の〇日の日曜日から大人1名1泊で。」
旅:「…、あの〜、何しに田島にいらっしゃるの?」

「何しに来るの?」は想定外の問診です。
突然そんなことを聞かれて、ちょっと戸惑ってしまいました。
そんなこんなで、ちょっとしどろもどろになりながら、

私:「いや、、、あのその日はオートバイで旅行をしていて…。」
旅:「は?オートバイで旅行??どこからくるの?田島は寒いよ〜。」
私:「いや、昨年も同じぐらいの時期に旅行していて寒いのはわかっていて…。」
旅:「わかりました〜。1泊2食で8,800円です。まずは、気をつけてきてください。」
私:「はい、よろしくお願いします。ちなみに、県民割とかは…。」
旅:「あ〜、そーゆーのウチやってないから。(笑)他の旅館ならやってるとこもありますけど?」
私:「あっ、いやいや、ぜひ和泉屋さんに泊まりたいんで、そこは大丈夫です…。」
旅:「明るいうちに来てくださいね。ウチはいいけど暗くなるとオートバイは危ないから。」
私:「はい、よろしくお願いします。」

「暗くなると危ないから」などと言われたの、何年ぶりのことでしょう。
もう予約の時点で強烈すぎて、期待値マックスの状態ですね。
さて、和泉屋旅館さんではどんな出会いが待っているのか、いまからとても楽しみです。