あたらしい財布【商品レビュー】

数年ぶりに財布を新調しました。
社会人になって長いこと長財布を使ってきましたが、30年ぶりに二つ折りです。
時代の流れとともに、財布の形も変貌していきます。

ノーマディック SA-01 というモデルです。

先日、息子の付き合いで街の書店に行ったときに見つけました。
文房具売り場に、なにげに吊るされていた一品です。

手に取ってみるに、なかなか良さげな一品です。
すぐに、手持ちのスマホで確認です。
Amazonのサイトで、同じものが2,420円でした。

ちなみに、書店で吊るされていたのは2,240円。
そして、Amazonのレビューは高評価です。
前から、この手のモノが欲しいとずっと思っていたので、即行購入しました。

長らく長財布を使ってました。

これまでは、Porterの長財布を使っていました。

いつ購入したかは忘れましたが、5年は使ったと思います。
その前もBurberryのモノなど、長財布を30年近く使ってきました。

思い返せば、財布は小学生の頃から使っているハズです。
しかし、その頃はどんなモノを使っていたのか思い出せません。
たぶん、大きめの小銭入れタイプだったとは思うのですが、記憶があやふやです。

その頃は、自分にとって財布というのは、あまり重要なアイテムではなかったのでしょう。
高校生の頃までは、お金を使うという場面があまりありませんでした。
もちろん、ポイントカードなるものも存在しない時代です。
カードが皆無だった時代、財布とは現金をいれておくだけのモノでした。

持ち物としての財布を意識するようになったのは、大学生になってからですね。
ひとり暮らしを始めて、現金を使用する場面が劇的に増えました。
そのうち、運転免許証を手にして、これをどのように携帯するかが課題になりました。

思えば、昭和の頃は現金と免許証は分けて携帯するモノでした。
免許証も、クレカサイズの今と違って独自のサイズでした。
そして、免許証入れというガジェットが、財布とは別に存在していたのでした。

でもまぁ当時から、免許証と財布は一緒の方がよいに決まっています。
なので、当時は財布にもなる免許証入れを愛用していました。
確か、合革製の二つ折りタイプだったと思います。

就職してからもしばらくは、私の財布はこの合革製の免許証入れでした。
ただ、営業に移ってスーツを着るようになると、この分厚い二つ折りは今一つです。
そして、私も長財布を使うようになったのでした。

子どもの頃、横目で見ていた親父の財布も、やはり長財布でした。
ついに、自分もこれを持つようになったのかと、当時は感慨したモノです。

お札を折らずに収納できる長財布は、やっぱり使いやすいです。
スーツを着なくなってからも、長財布は手放せませんでした。
個人的には、これが財布の最終形だと思います。

そして近年は、持ち歩くカードが増えました。
そんな世の流れに対応して、この長財布もトータルで10枚のカードが収納できます。
これだけ収納できれば、取り敢えずは事足りますね。
私としては、非の打ちどころのないパーフェクトな財布でした。

ところが、昨年あたりから潮目が変わってきます。
それは、PayPayやLinePayなどのスマホ決済の登場でした。

時代が変われば財布も変わります。

以前から、おサイフケータイなどのキャッシュレス決済は気になる存在でした。
でも、なかなかキャッシュレスには移行できませんでした。

まず、スマホ専科の私にとって、ガラケーのおサイフケータイは使えないサービスでした。
また、edyやsuicaなどの電子マネーは、私の住む田舎では使えるところが限られています。
クレカは最強のキャッシュレス決済ですが、使うのはスタンド止まり。
決済が意外に面倒で、コンビニやスーパーで気軽に使える感じではないですね。

そんなキャッシュレスに関する数々の課題を一気に解決してくれたのが、PayPayですね。
バーコードを表示させてのスマホ決済サービス、最強すぎます。
コンビニやスーパーはもちろん、最近はタクシーでも使えますね。
これを使うようになってから、現金支払いの場面は激減しました。

となると、財布もシュリンクしたいです。
長財布の数少ない欠点の一つは、サイズが大きすぎること。
現金の使い勝手は多少犠牲になっても、もっとコンパクトな財布にしたいです。
そんな希望を、このノーマディックは高満足度で叶えてくれました。

大きさ的には、長財布の2/3ですね。
逆に、厚みは1.5倍というところですが、トータルではコンパクトです。

やはり、この財布の最大のメリットはサイズの小型化ですね。
ショルダーバッグ内がスッキリしたのが、とても嬉しいです。

昨年末にPRO TRECを紛失したのも、このバック容量の余裕のなさが一因でした。
これで、先般のような紛失事故も減ると思います。

カード主体の作りで使いやすいです。

カードは8枚ほど入ります。

見た目6枚なのですが、お札入れのところに+2枚のスペースがあります。

こちらの隠しカード入れには、免許証と保険証を格納ですね。
重要かつ使用頻度の低い免許証と保険証を入れておくのに超最適です。

携帯するカードも、必要最小限にしました。
方法としては、可能な限りのアプリ化ですね。

いまや有名どころのポイントカードは、そのほとんどがアプリ化できます。
GEOの会員証を兼ねていたPontaカードもアプリ化しました。
これで、携帯するカードが半減です。

そして、スマホ決済と併用することで財布を出す必要もなくなりました。
お店のレジで、スマホ一つでポイント追加と決済ができるのは、ホントスマートですね。

それでも、どうしてもアプリ化できないカードは小銭入れに収納です。

アプリ化できないカードの代表格は、病院の診察券ですね。
あとは、運転代行のサービスカードと図書館のカード、この辺りは致し方なしですか。
合計で9枚、5つある小銭入れポケットのひとつにぴったり収まりました。

これらのカード、長財布のときより取り出しやすくなりました。
この財布の小銭入れは蛇腹状に開くので、カードの選別がしやすいのです。

なお、残り4つの小銭入れは、一つが500円硬貨、あとは銀色貨幣とその他貨幣に分別。
そして、残った一つはバスやスーパー銭湯の回数券入れということで完璧ですね。

長財布のときは、回数券はお札と一緒に入れていてよく行方不明になりました。
そんな悩みを、5つに仕切られた小銭入れが解消してくれました。
この財布、本当に最高です!

財布から解放される未来を夢見て。

支払・決済については、スマホでひとつですべて片付くが理想なのですけどね。
せめて、スマホにクレカ一枚ぐらいにしたいモノですが、なかなか難しいです。
これができれば、折り畳みのスマホケースひとつでいけそうなんですけどね。

クレカは口座違いで3枚、それにメインバンクのキャッシュが携帯必須です。
それにsuicaとよく使用するホムセンのポイントカード、免許証と保険証もですね。

携帯必須のカードは合計8枚。
正直、給油で使うコスモ ザ カード以外は、ほとんど出番はありません。
でも、いざというときにないと不便なんですよね。

ということでこの財布、少なくともあと数年は使うと思います。
それまでの間に、どれだけのカードが不要になるかですね。

スマホだけで、すべてが解決する世界に期待です。
そして、そんな世界が到来するまでの間、この財布を大切に使っていきたいと思います。