ハマる映画の構図

トップガン・マーヴェリックを観てきました。
前評判通り、とってもおもしろい映画でした。
ツッコみところはたくさんありますが、そういう問題ではありません。
あらためて、ハマる映画の構図について書いてみたいと思います。

メチャクチャおもしろい映画でした。

トップガン・マーヴェリックを観てきました。
前評判通りに、とってもおもしろい映画でした。

まずは、開始0秒で鳥肌が止まりません。
前作のファンとして、あのオープニングで一気に持っていかれました。

相変わらず、ノーヘルでBikeを駆るトム・クルーズがかっこういいです。
Bikeのほうも、往年の900Rニンジャに最新のH2Rというキャスティング。
オートバイファンとして、これはもうたまらないですね。

物語の中盤には、大好きだったアイスマンが再登場します。
彼らしく立身出世した姿に心震えますね。
そして、現実と重なるかのようなマーヴェリックとのやり取りが最高です。

また、もうひとつのテーマであるグース息子のルースターとの確執。
まずは物語前半、彼がかつての親父さんのようにピアノを弾く姿にグッときます。
そして、ラストでマーヴェリックとルースターがガッと肩を組んで抱き合うシーン。
ここがもう泣けて泣けて、まさかトップガンで本気泣きするとは予想外でした。

とにかく、一緒に観た配偶者をして、やっぱり映画はこうでなくてはということで。
もう、最高の一言という感じでしたね。

ツッコみどころはたくさんあります。

もちろん、ツッコみところはたくさんあります。
たとえば、あんな風にトマホークをぶっ込んでしまうところとか、ヤバすぎますよね。
また、F14を奪取するところは、マーヴェリックがイーサンにみえて笑ってしまいました。

ただまぁ、その辺りはあまり問題ではないです。
劇中、マーヴェリックが繰り返し叫ぶように「Don’t think,act!」ですね。

しかし、そんなトップガンも、第一作は映画館では観ていなかったりします。
当時は、やはりトム・クルーズがあまりにも出来すぎだったのと。
あとは、世間で騒がれすぎのところがありましたからね。
どうせ米海軍のプロパガンダ映画だろうと、斜に構える19歳なのでした。

ところがその後、レンタルビデオやテレビ放映で観ているうちに、少しずつハマっていって。
なぜかこの作品、セリフを暗唱するぐらいに繰り返し観ても飽きがこないのですね。
そういう意味では、私の中ではカリオストロの城や天空の城ラピュタレベルの傑作なのです。

ちなみに、第一作でのお気に入りのシーンは、

  • 空母で甲板員がかっこう良くポーズをキメるところ
  • マーヴェリックが900Rニンジャで爆走するところ
  • マーヴェリックvsアイスマンでビーチバレーするところ

やはり、この映画は映像で魅せてきますよね。
このあたりはマイケル・ジャクソンのMVと同じで、1980年代の時代感を感じます。

また、ケニーロギンスのテーマソングもよかったですね。
少々陳腐な歌ですが、あの少年ジャンプ的なトップガンの世界観にはベストマッチです。
このあたりは、今回の続編でもすべてキッチリ押さえられていて感動ですね。
世の中いろいろな続編がありますが、これだけ完璧な続編はなかなかないと思います。

結局は、マーヴェリックが好きになれるかどうかですね。

この作品については、SNSを通じて同じファンともいろいろと話をしました。
その結果、私は主人公のマーヴェリックが大好きなんだということに気づきました。
これが、自分でも驚くぐらいに、ものすごく感情移入ができる理由なのでしょう。
そしてそれゆえに、彼のことを大切に想ってくれるグースやアイスマンも大好きなのですね。

なるほど、これがハマる映画の構図なのかと思いました。
結局、映画作品の良しあしはと、ツッコみどころのあるなしではないのですね。

マーヴェリックは向こう見ずな一匹狼で、すこし屈折しているところがあります。
そのくせ、友だち想いで情に厚く、また子ども好きだったりするのですね。
よく考えたら、これは誰からも愛されるヒーロー像の王道でした。
トップガンの魅力の本質を、ここに垣間見た感じがしますね。

そして、そんなマーヴェリックを演じるトム・クルーズが、相変わらず素敵ですね。
還暦前とは思えない爽やかさの中に、若いときにはなかった円熟が感じられます。
よい役者人生を歩んでいられるのだと思いますね。

そんな彼の新作が、来年から再来年にかけて公開されるようです。
ミッション・インポッシブル、こちらも大好きなシリーズですね。
ひきつづき期待しながら、公開を待ちたいと思います。