カビと無縁のお風呂掃除

お風呂掃除の悩みといえば黒カビですね。
あれは、一度発生してしまうと除去するのが大変です。
でも、巷でいわれている黒カビ防止対策には、すこし違和感を感じますね。
今回はお風呂掃除歴20年の私の視点で、お風呂の黒カビ対策を書いてみたいと思います。

カビの根本原因は皮脂です。

自宅のお風呂掃除を担当するようになって、20年ぐらいになります。
基本的に、週一のペースで掃除をしています。
使う道具は、ブラシとバスマジックリンだけ。
これだけで、黒カビとは無縁の生活を送っています。

ちなみに、巷ではいろいろな黒カビ防止策が語られていますね。
特に梅雨などの時期は、テレビの情報番組の定番ネタという感じですらあります。
ただ、その内容には長年首をかしげてきました。

まず、お風呂にカビが生える原因は、以下の3点といわれています。

  • 温度
  • 湿度
  • 皮脂などの汚れ

このうち、テレビでよく取り上げられるのは湿度対策ですね。
たとえば、換気をキチンとしましょうとか、浴槽にふたをしましょうとか。
でも、水場である浴室で湿度対策をすること自体がナンセンスだと思います。
また、エアコンがない浴室で温度対策というのも、基本的には無理ですね。

お風呂のカビ防止で注視すべき点は、一にも二にも皮脂汚れの除去になると思います。
これさえキチンとできていれば、温度や湿度がどうであれカビは生えません

逆に、いくら温度や湿度に気を使っても、皮脂汚れがあれば一発アウトですね。
それでは、どうしたら皮脂汚れがとれるのか、紹介したいと思います。

ポイントは、洗剤とブラシです。

カビの唯一無二の原因である皮脂汚れとは、要は人間の体からでる垢のことです。
お風呂では体をゴシゴシ洗って垢を落としますから、これは当然のことですね。
ただ、よっぽど溜まらないと目に見えてこないので、普段は気づかないだけのことです。

そして、この皮脂汚れはシャワーによって飛散します。
ですので、シャワーのしずくがかかるところには、必ず皮脂汚れがありますね。
浴室の天井にカビが生えるのは、立ちシャワーで天井に飛沫がかかるのが原因です。

これを、洗剤できれいに除去していきます。
とはいっても、特別なことをするワケではありません。
洗剤については、私は長らく花王のバスマジックリン一択です。
詰め替え用で一袋98円という破格の製品ですが、これで十分ですね。

これをよく泡立てながら、浴槽や壁、洗面器や椅子、浴槽ふたなどの小物に塗っていきます。
そして4~5分放置すれば皮脂汚れは分解されますので、あとは水で流しておしまいですね。
浴室全体を塗るのに4~5分はかかるので、塗った先から流していけばOKです。

ポイントはよく泡立てることで、これについては細繊維系のブラシがいいです。
私は長年、こちらのブラシを使っていました。
浴槽や壁はもちろん、シャンプーの瓶といった小物もとても洗いやすいです。

ただこのブラシ、ちょっと重たいのが難点ですね。
そこで、最近はホーマックで見つけたDCMのブラシを使っています。
こちらは軽くて泡立ちもよく、汚れもよく落ちるのでお勧めですね。

そして、この掃除を週に一回は行います。
これだけで、黒カビとは無縁のバスライフを送れますね。
特別に換気などを気にしなくても大丈夫です。

それでもカビてしまったら、カビハイターです。

ただ、すこしでも油断すると生えてしまうのがお風呂の黒カビです。
我が家でも、多忙でお風呂掃除をサボってしまったらカビが発生してしまいました。

カビの主な発生場所はコーキングの部分と窓の取っ手、あとは浴槽のふたでしたね。
気づいたときには真っ黒で、あららという感じでした。
やはり、お風呂掃除を二週間以上あけてしまうとダメですね。

あのカビについては、息子の成長も影響していたと思います。
小学校の高学年になって、彼が飛散させる皮脂の量がケタ違いに増えたのでしょう。
そのようなところからも、カビの第一原因は皮脂汚れにあると思いますね。

いずれにしても、こうなってしまうとバスマジックリンではどうにもなりません。
あの強烈な臭いが持ち味のカビ用洗剤で除去することになります。
我が家では、これまた花王のカビハイターを使いました。

これをカビに吹き付けて、場合によってはキッチンペーパーを駆使して除去作業です。
しかししつこいカビは、1~2回の作業ではなかなかきれいに取れてくれないモノですね。
一時期は、私もより強烈なカビ除去剤をネット通販で購入するところまで考えました。

でも、結局は一瓶267円のカビハイターで十分でしたね。
ポイントは、毎週かかさず除去作業をすること。
そうすると、1~2ヵ月ぐらいできれいに黒カビは除去できます。
もちろんカビが取れれば、あとはいつものお掃除で十分ですね。

ということで、週に一度の皮脂汚れを意識したバスマジックリン掃除。
これさえできていれば、浴槽湿度100%でも黒カビは発生しません。
今年もがんばって、いやな黒カビの季節を乗り切っていきましょう。