オートバイが、あちらこちら壊れます。
900SSで奥只見と恐山に行ってきました。
ロングを走るとどこかが壊れる900SS、今回も例外ではありませんでした。
そして、なんと普段の足のカブまで壊れてしまいました。
今年の夏は、Bike修理三昧になりそうです。
900SSのオイルクーラーが外れかけていました。
恐山日帰りで一日1000kmを走った翌々日、野暮用で隣県の実家まで900SSを走らせました。
あとはしばらく、900SSを走らせる予定はありません。
実家から帰宅後、すこし念入りに洗車とメンテナンスをしました。
さっそく、カウルを外して各部をチェックしていきます。
そうしたところ、オイルクーラーが外れかけていました。
オイルクーラーを締結しているゴムのダンパーが、完全に破断しています。
走行中にオイルクーラーが落下しなかったのは、不幸中の幸いでした。
ここ数年は、ロングをすると必ずどこかが壊れる900SSです。
昨年の桧枝岐村までの走りでは、クラッチホースが破断しました。
それと比べれば、まだマシなトラブルかもしれません。
それにしても、このオイルクーラーを締結している部品は30年以上眺めていましたが、まさかボルトが貫通していない構造だとは思ってもみませんでした。これでは、破断してしまうのも時間の問題ですね。SNSで紹介したら、30年ももった方がすごいと驚かれました。
ということで、どのように直すか検討です。
最初は、手持ちのボルトと丸ゴム材で直そうと思いました。
しかし、ボルトが貫通していないのには、振動対策などの理由があるのでしょう。
ここで下手にボルト貫通タイプに変更したら、また新たなトラブルを誘発しそうです。
となると自前で修理は無理なので、素直にドカティ屋さんに相談することにしました。
そうしたところ、この締結部品は消耗品なのだそうです。
お店に在庫がないので、取り寄せてもらうことにしました。
部品が届くまで、900SSはしばらくお休みです。
カブもアイドリングが不安定になりました。
さて、その翌週は施餓鬼法要で実家です。
その日は配偶者が仕事でクルマがないので、移動手段は900SSかカブです。
施餓鬼法要では塔婆をお寺からいただいてくるので、900SSのオプションはありません。
以前から、この日はカブで走ることを楽しみにしていました。
当日は11時まで仕事をして、昼前に実家に向かいます。
実家までは笹谷峠を使うより、金山峠から七ヶ宿街道を走るほうが時間的に近いですね。
真夏の金山峠は通るクルマもなく、眩しい木々の緑がとても気持ちよかったです。
七ヶ宿ダムを過ぎたあたりで夕立にあいましたが、ほぼ予定通りに実家に到着しました。
しかし、ここで問題が発生です。
実家に着いたあたりから、カブのアイドリングがとても不安定になったのでした。
この現象は、5月末に仙台のラーメン二郎に行ったときも発生しています。
ただ、あのときは帰り道で直ってしまったのでした。
そして、そのまま放置していたツケが、ここにきて回ってきたという感じですね。
施餓鬼法要が終わり、実家から帰る段階になって症状が悪化しました。
アイドル調整をしても、ストンとエンジンがストールしてしまいます。
そうかと思えば、ものすごくアイドリングが高くなったりします。
これは、自動遠心クラッチのカブにとってかなり致命的な状態ですね。
ひとまず、実家から自宅まではあまり信号機のない山道です。
だましだましカブを走らせ、青根温泉から笹谷峠経由で自宅まで帰りました。
狙っていた通り、峠から見えた夕陽がとてもきれいでしたね。
カブのマフラーが破断しました。
笹谷峠で夕陽を堪能して、あとは坂道を下っていくだけです。
関沢ICをすぎれば自宅まではもうすぐ、調子よくR286の下り坂を降りていきました。
そうしたところ突然、エンジンのあたりからあやしい高周波音がし始めました。
その高周波音はどんどん波長が短くなり、ヤバいと思った瞬間ボンという破裂音です。
そしてそこから、カブの排気音が下品なヤンキー車になってしまったのでした。
状況より、あきらかにマフラーに異変が発生したモノと思われます。
音は下品ながら、エンジンは問題なく動いてくれていることが救いでした。
そのまま走り続け、なんとか無事に自宅までたどり着くことができました。
自宅についてすぐに確認すると、マフラーが完全に破断していました。
もともとが、サビと穴だらけだったマフラーです。
穴を溶接で埋め、サビは取って耐熱スプレーで保護していましたが限界だったのでしょう。
冬の間、スキー場などに出向いて融雪剤を浴びた影響も大きかったと思います。
そして、最終的にはエンジンからの振動で破断したのでしょうね。
いずれにしても、この状態では乗ることができません。
アイドリングの不調とあわせて、すぐに修理する必要がありますね。
私が住む街はクルマ社会ですから、このままでは生活するのに支障が出ます。
900SSとあわせて、今年の夏休みはオートバイ修理に明け暮れそうです。