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雑記

私のクルマ遍歴 – 3台目編

投稿日:2021年9月16日 更新日:

クルマ遍歴第二弾は、私が3台目として購入したクルマのお話です。
3台目は、それまでとはガラリと路線が変わりました。
それでは、そんなクルマの思い出話を、つらつらと書いてみたいと思います。

※1~2台目の記事は、こちらです。
※4台目の記事は、こちらです。
※5台目の記事は、こちらです。
※6代目の記事は。こちらです。

カルタスGT-iは、6年間で8万kmほど乗りました。

1990年に購入したスズキカルタスGT-iには、6年間で8万kmほど乗りました。
いろいろと改造したりジムカーナに参戦したりと、充実のカーライフでした。
もちろん、家族や友人とドライブ旅行したのも、とてもよい思い出です。

そして、このカルタスで、クルマでやりたかったことは、ほぼやり切った感じでした。
また、やれることの限界もよくわかりました。

ぶっちゃけ、当時の私が目指していたのは湾岸ミッドナイトの世界です。
たとえば、改造や重整備なども、すべて自分の手でやってみようと思っていました。
しかし、Bikeと違って、現実のクルマは大きく重たくて複雑です。
もし、本気でやるのであれば、整備工場レベルの設備が必要なことを痛感させられました。

また、いくら逆立ちしたところで、格上のクルマには敵わないことも知りました。
ポルシェのハンドルを握ったとき、これは根本的なところで次元が違うと感じましたね。

しかも、そのポルシェに1,000万円の価値が見いだせなかったのはショックでした。
同じ機能を150万円で提供するカルタスの方が、工業製品として優れていると思いましたね。
この現実を知ったことは、私のクルマ人生の大きなターニングポイントになりました。
そして、それまでの走り屋原理主義的なクルマ熱は、急速に冷めていくのでした。

ということで、3台目はこれまでとは全く別路線でのクルマ選びになりました。
具体的にはオートマの4ドアセダンですから、我ながらすごい転向ですね。

1990年代後半、オートマの性能はマニュアルを凌駕するレベルに達していました。
友人のクルマで、初めて5速オートマを体験したときは驚愕したモノです。
かつて、オートマを選ぶのは敗北だと信じていましたが、時代が価値観を変えました。
そして、私自身もオートマの良さが分かるぐらいの大人になっていたのでしょうね。

日本車に乗りたいモデルはありませんでした。

さて、ターゲットが決まれば、次は具体的なクルマ選びです。
まず、気になるところとしてはトヨタのウィンダム、CMが絶妙に格好良かったですね。
でも、私はアンチトヨタなので、ウィンダムは二の足でした。

そこで、次に候補にあがったのが、日産のセフィーロでした。
このクルマについては、実際にディーラーまで足を運んで検討しています。
しかし、なんかこう今ひとつだったのですね。
いいクルマとは思ったのですが、購入するところまで気持ちが上がらないのでした。

当時、私は900SSを購入して、外国製オートバイライフを満喫していました。
そのエキサイティングなモーターライフを体験すると、もう日本車では物足りないです。
セフィーロに食指が伸びなかったのは、これが一番の理由だと思いますね。

ということで、今度は外国車をターゲットに検討しました。
ポルシェの影響もあり、ぜひ欧州車にのってみたいと思いました。
しかし、メルセデスもBMWも、欲しいモデルは500万円アップです。
さすがに、とても手が出る感じではなかったですね。

そんな折、購読していたCar&Driverに、とあるクルマが特集されました。
巻頭グラビアを飾るレッドのボディが、とても魅力的でしたね。
そして、私は急速に、そのクルマに惹かれていくのです。

それは、北欧からやってきたあのクルマです。

それは、Newサーブ900です。
雑誌てみたときは、ああ、そういえばこんなクルマもあったなという感じでした。
敬愛する五木寛之先生が所有されていたことも、購入欲に拍車をかけます。

ちなみに、旧サーブ900は、一言でいうとヘンテコリンという感じのクルマでした。
ファンにはそこがたまらないのでしょうけれど、私にはちょっと個性が強すぎましたね。
しかし、新型はいい感じにソフィスティケートされていて、これならという感じでした。

このクルマなら、欧州車らしいエキゾチックな乗り味を楽しませてくれることでしょう。
そして、2.3Lモデルで400万円を切る価格、金額的にも何とか手が届きそうです。

ということで、さっそく仙台のディーラーに突撃です。
そしてまぁ、ほぼ即決という感じでしたね。

一番の決め手は、その場で75万円引きしてくれたことです。
ぶっちゃけ、このNewサーブ900は不人気車、でも惚れた身にはありがたい話でしたね。
色はオーソドックスにシルバー、ハンドルは、一度は経験しておこうというコトで左です。
1996年の夏の終わりに、Newサーブ900は無事に納車になりました

上質な北欧家具のようなクルマでした。

そして、このNewサーブ900は、一言でいうと心地よい北欧家具のようなクルマでしたね。
クルマの価値にはこのような一面もあるのだなぁと、またひとつ知見が増えました。

正直、走りはそれなりです。
エンジンはそんなにパワフルではありませんし、足回りもぶっちゃけプアです。
北欧製の割には、雪道もあまり強くなかったですね。

また、ワイパーやウィンカースイッチにはバリがあって、指に引っかかりました。
大柄なスウェーデン人向けのためか、スイッチとステアリングとの間隔も少し広すぎです。
ヒーターの効きも、極寒の地のクルマにしては、あまりよくなかったですね。

ただ、スイッチとヒーターについては、あとからその設計意図を理解しました。
そして、そんな欠点を遥かに凌駕する魅力が、このクルマにはありましたね。
まずは、このクルマはシートが素晴らしかったです。
シートといえばフランス車ですが、それに負けず劣らずのとてもよいシートでした。

適度な硬さとホールド感、そしてナイスな肌触り。
ぱっと見、普通のファブリックシートですが、何時間運転しても疲れることがありません。
そして、何年乗ってもヘタらないところが凄かったです。
このあたりは、やはりカルタスとは一線を画していましたね。

同乗者からも、乗り心地がいいと褒めてもらうことが多かったです。
結局、クルマの乗り心地は足回りなどではなくシートで決まるということなのでしょう。
これは、このクルマで得た一番大きな知見でした。

インストルメントパネルも、とてもお洒落で機能的でしたね。
航空機ライクなメーター群は、とても見やすかったです。
もちろん、最重要計器の時計はアナログで、このあたりはさすが欧州車という感じでした。

道具という視点から、とてもよく造り込まれていました。

また、このメーターにはブラックパネルという機能がついていました。
これを使うと、夜間に不必要なメーターが消灯するので運転に集中できます。
SAABらしく戦闘機の知見を活かした機能ですが、これは使えましたね。
ブラックパネルを使うと、本当に夜間の運転が楽でした。

このブラックパネルしかり、このクルマについている機能で使えないモノはなかったですね。
たとえば、ドアを閉める直前にパッシングすると、しばらくヘッドライトが点灯する機能。
これも、玄関にたどり着くまで足元が明るくて便利でした。

オートマには、3速発進の機能がありましたね。
これを使うと、凍結路でも余裕で発進できて便利でした。

インストルメントパネルの操作ボタンも、大きくて押しやすかったですね。
特に、手袋をしたままでも操作できるのは、北欧車の面目躍如という感じでした。
最初は欠点と思ったスイッチとステアリングの間隔も、その理由は手袋だったのですね。

つまり、このクルマはコートや手袋をしたまま乗ることを前提に作られているのでした。
なるほど、たしかにそのほうが、クルマの使い勝手としては上ですね。
そして、それが分かってからは、前述の欠点もほとんど気にならなくなりました。

たとえば、ヒーターの効きも、コートを着た状態ならちょうどいいです。
また、シートには電熱ヒーターがついていて、これがまたとても心地よいのですね。
エンジン熱のヒーターと違い、電熱だと車内が乾燥しないのもナイスでした。
さすがは北欧車、最高の車内暖房が何なのかをよくわかっているという感じでしたね。

ということで、このクルマは道具としてとても良くできていたと思います。
もちろん、これは欧州車全般に言えることではありますけどね。
ただ、ドイツ車よりは優しく、フランス車よりは朴訥といったところでしょうか。
まさに、上質な北欧家具のようなクルマでしたね。

もう新車で乗れないのが残念です。

このNewサーブ900には、6年間で15万kmほど乗りました。
機能的で乗り心地が良い、そしてキチンと高級感もあって大満足の一台でしたね。
また、マイナー車なので、他であまり見かけることがないのもナイスでした。
これで300万円は、本当にお買い得だったと思いますね。

2009年、SAABは親会社GMの経営破綻の影響を受けてオランダの企業に売却されます。
そして、そのオランダ企業も2011年に破綻し、今度は中国企業に売却されるのですね。
その中国企業も、2014年に経営破綻しました。

2014年の破綻の際に、スウェーデンの裁判所からSAABブランドの使用を禁じられます。
現在は、NEVSというブランドでEVをリリースしているようですね。

いずれにしても、もうSAABというブランドのクルマは入手できないということです。
もし、また機会があれば乗りたいとと思っていましたが、とても残念な展開ですね。
しかし、この自動車戦国時代に、弱小ブランドが生き残るのは難しいこととも思います。

この先、EV化や自動運転の普及で、クルマの個性は今まで以上に希薄になるでことしょう。
そんなギリギリのところで、このようなクルマを体験できたのはラッキーでした。
まったくもって、クルマファン冥利に尽きるばかりですね。
そして、この記事が同じ想いを持つ人と共有できればうれしいと思うばかりです。

私のクルマ遍歴 – 4台目編に続く

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