フリーランスは傭兵
あらためて意味を調べてみた。
フリーランス、いい響きです。
この立場になってから、ストレスが9割減になりました。
今も、着信の合間にブログを書いています。
自宅の仕事場からは、梅雨の晴れ間の青空が見えます。
今日も、すがすがしい一日です。
あらためて、フリーランスの意味を調べてみました。
ググってみると大好きなWikipediaの記事が出てきます。
そしたら何と、フリーランスって傭兵のことだったんですね。
フリーランスは傭兵。
フリーランスのランスは 槍騎兵ということです。
中世のヨーロッパでは正規軍の他に傭兵部隊が活躍していました。
有事の際は、王や貴族は傭兵団と契約して戦力確保していたようです。
今でいうと、繁忙時に派遣社員を使うようなものでしょうか。
それで、傭兵団と契約するときの単位が槍の本数=槍騎士だったと。
ということで、フリーランス=自由契約の傭兵なのですね。
フリーランスってつい最近できた言葉だと思っていたのですが、意外と古くからの言葉で驚きました。
古くから、ヨーロッパでは兵士のフリー契約というのが一般的だったんですね。
日本におけるフリーランス。
日本で同じような立場の人は、浪人(牢人)と呼ばれていましたね。
江戸時代、どの君主にも属していないフリーの武士は浪人です。
今は、受験などに失敗してどの組織にも属していない人を指す言葉です。
正直、浪人という言葉には良いイメージはないですね。
たそがれ清兵衛などの時代劇をみても、江戸時代の浪人武士が非常に困窮していたことが分かります。
ヨーロッパと違い日本は長らく太平の世でしたから、傭兵の需要がなかったのでしょう。
これは、不景気になると非正規の方から仕事がなくなる現代に通じるものがあります。
今も昔も、根本的な原理原則は同じなのですね。
自由か安定か
フリーランスの立場になってつくづく思いますが、自由と安定は二律背反ですね。
これらが両立することは、基本的にありえません。
どちらかを取れば、どちらかは捨てることになります。
今の仕事は自由に休みが取れる反面、収入の保証はありません。
サラリーマンには休みを取る自由がない代わり、収入の保証があります。
いくら不景気で売り上げが落ちても、給与は変動しませんからね。
そう考えると、少なくてもこの国では、フリーランスという立場は少数派なんだろうなぁって思ったりします。
いや、多分古今東西、自由よりも安定を求めるのが人間の本性でしょう。
エントロピーの増大は物質だけではなく、人間にも当てはまるモノなのですね。
なので、この先フリーランスが増えることはあっても、それが主流になる事はないのではとも思います。
でも、それでも私は自由の方がいいですね。
そんな私は、やはり少数派なのでしょうね。