転職顛末記-06

まずは初日のロープレという事で、ひとつのコールを受講者3人で分担する形で進める事となった。トップバッターは、札幌のGさんである。実はGさんは現職のコールセンターオペレータ。オープニングから受け止め、お客様情報収集と製品確認までを、ほぼ完璧に対応される。あのワケの分からない研修の後の神対応、もう素晴らしいの一言で、その衝撃に打ちのめされてしまった。それは、岐阜のNさんも同じだったのだろう。続く2番バッターのNさんはGさんと打って変わり、まったくもって受け答えができない。完全フリーズである。それでも容赦なくロープレを続行するトレーナさんは、もはや鬼の体。そんなNさんを後目に我に返る私、フリーズの無様だけは避けたいと必死になって該当ナレッジを探す。そして順番が回ってきたら、とにかく該当ナレッジを棒読み、もう当たって砕けろの開き直りであった。

という事で、5時間にわたる魂をすり減らすような遠隔研修初日が終了。これは、予習復習をしっかりしておかないと大変な事になるという感じだ。しかし、休日は休日で何かと忙しく予習復習などとても満足にできぬまま、初日の内容を半分以上忘れたところで2日目の研修に突入するのであった。

2日目は初日にフリーズしたNさんに代わりKさんとご一緒する事になる。ちなみにNさんとは、その後一度もお会いしていない。無事にデビューされたのか、今でも気になるところである。

Nさんの代わりに参加されたKさんは、同期一番の秀才である。自己学習時はその進捗を日々トレーナーにOneNoteで報告するのだが、Kさんの報告書は実施内容がびっしりと書かれていて、やりましただけの私のレポートとは大違い。ここまで熱心にやるべきモノなのかと密かに引け目を感じでいたのだ。そんな秀才のKさん曰く、「このクラス、凄くスパルタなんで驚きました。初日の研修はもっとのんびりしてたのに…。」そうか、ウチのクラスはスパルタなのね…。

研修内容は基本のインストールからアカウント不明、製品紛失、譲渡事案、トラブル、お客様PCの遠隔操作、そして迷い込み案件などの転送処理と、日に日に高度になっていく。そして研修中、秀才Kさんはトレーナーに鋭いツッコミを入れまくる。確かに、ただ聞き流しているよりは、ちょっとした疑問点や失念部分をトレーナーにツッコんだ方がまだ頭に入る感じだ。という事で、私も負けじとツッコミまくり、2日目にしてようやく遠隔研修のペースが掴めてきた。

2日目からはロープレもトレーナと一対一のハードなモノ。このロープレ、トレーナーとの相性による部分もすごく大きい。すごく褒められて自信がついた翌日はダメ出しの連発で落ち込んだり。そんなこんなで、簡単なインストールのhow-toは何とか身についたモノの、アカウント不明や紛失については未だ脳内で整理がついていない状態。こんな事で本当にオペレータ業が務まるモノなのか?そんな不安ばかりの中、第四関門である着台判定の日を迎えるのであった。

仕事

Posted by webiker