お隣のCBR
お隣の息子さんが乗るCBR250Rに触れる機会がありました。
あらためて、このBikeはよくできているなと思いましたね。
今回は、そのあたりのことをつらつら書いてみたいと思います。
お隣のCBR250Rを修理しました。
GWの最終日、夕方近くに愛犬を散歩に連れだしました。
Tシャツ一枚でも汗ばむ感じで、さすがに初夏という雰囲気です。
ということで、散歩のあとに石油ストーブの掃除をしました。
学生の頃から使っている、トヨトミの初代レインボー。
残った灯油を抜いて埃をエアガンで吹いて、あとはウェスで磨き上げます。
これでまた、来シーズンも仕事部屋を暖めてくれることでしょう。
そうしたところ、なにかお隣さんが騒がしいです。
旦那さんと息子さん、そして奥様の3人が、裏庭で右往左往しています。
庭先から覗いてみたら、奥様と目があいました。
なんでも、息子さんが乗っているBikeのエンジンが始動しないとのことでした。
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いまは社会人の息子さんは、大学生のころからBikeに乗り始めたようです。
彼が帰省したときなど、お隣さんの庭先にCBRがなにげに停まっているものでした。
それを見るたびに、若い人がBikeに乗るのは良いよなぁと思っていました。
しかし、そんなCBRも、ここ数年はあまり見かけなくなっていました。
たぶん、就職して忙しくなって、あとはクルマに乗るようになったからでしょう。
まぁ、よくある話ですね。
ところが、ここにきて、またBikeに乗りたくなったらしいのです。
しかし、ひさしぶりにキーを差し込んでもエンジンかからない。
というか、それ以前にインジゲータのランプひとつ点かないと、しょげていたのでした。
クルマのバッテリーにつないで、あっさりと復活しました。
放置期間をきいたところ、半年ぐらいとのことでした。
であれば、原因はバッテリーの電圧低下でしょう。
クルマにつなげれば直ると思うと伝えました。
ところがお隣の息子さん、バッテリーの位置がよくわからないみたいです。
そこで、私のアドバイスでCBRを復活させることになりました。
シートを外したところ、バッテリーがひょっこりと顔を出します。
希望の光が見えてきて、息子さんすこし安堵な表情でしたね。
ここまできたら、あとはクルマのバッテリーに繋ぐだけです。
その前に、タイヤの空気も抜けきっているようですので、ここもフォローしてあげました。
ストーブ掃除で使っていたコンプレッサーを持ち込み、所定の空気圧にセットです。
これでやっと、クルマのあるところまでBikeを移動できるようになりました。
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そして、いよいよ運命のバッテリー連結です。
まずはクルマのエンジンをかけて、プラスとマイナスの端子をそれぞれつなぎます。
キーを回したら、インジゲータのランプが当たり前のように点きました。
そして、セルボタンを押下すると、クランキング数回で無事にエンジン始動です。
絶望の状態からエンジンがかかって、歓喜するお隣さん家族が微笑ましかったですね。
私のほうも、一応面目が立って内心ホッとしました。
そして、あらためてホンダのBikeは頑丈だと思いましたね。
現行のCBR250Rは、名車だと思います。
それにしても、つくづく現行のCBR250Rは良いBikeです。
裏庭に停まっているのを眺めているときから、バランスのよさを感じていましたが。
今回、実車に触れてみて、その思いを新たにした次第です。
まずは、スポーティでハンサムなフォルムがいいですね。
その割にはアップライトなポジションで、取り回しがとても楽なのもナイスです。
乗り心地のよさそうなリアシートの下には、実用的な小物入れがついていますね。
Boxなどを追加すれば、キャンプ用の荷物なども余裕で積めそうです。
シングルのエンジンは軽量スリムで堅牢、取り扱いが楽でハンドリングもよさそうですね。
そして足回りも、バランスがいいというか分相応というか。
たとえばフロントがシングルディスクなのも、バネ下荷重的にベストの仕様でしょう。
とにかく、どこをとっても、とても良心的な造りをしているBikeだと思います。
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初代のCBR250Rは、ホンダ初の4発クォーターでした。
よくまとまっていたとは思いますが、根本的に4発クォーターはバランスが悪いと思います。
超高回転エンジンは回し切るまで時間がかかるので、意外と速くないのですね。
もちろん、低回転での扱いやすさはシングルやツインの方が上です。
当時、2スト派だった私は、存在意義自体がよくわからないエンジンでした。
また、キャブレターも精密すぎて製品寿命も短いと聞いたことがあります。
でも、好きな人は好きでしたけどね。
学生時代の先輩は、限定解除を果たした後も初代のCBRに乗っていました。
今回、お隣のCBRに触れて、そんな昔のことを懐かしく思い出しました。
それと比べて、現行のモデルはオーソドックスですばらしいBikeです。
あの構成なら、以前乗っていたCB750Fと同じで30年は走れるでしょう。
4発でなければCBRではないという人もいますが、ただの戯言だと思います。
いずれにしても、お隣の息子さんには長く乗ってほしいですね。
そして、もし手放すようなことがあれば、ぜひ譲ってもらいたいです。